
「52歳女性です。25年ほど専業主婦を続けてきて大きなブランクがあるのですが、今からでも正社員に再就職できるでしょうか?」
男性上司「セで始まってスで終わるものなーんだ?」 バイト仲間女性の模範解答に「カッコ良すぎるだろ」
子育てや家事に専念し、専業主婦として過ごしてきたものの、ライフステージの変化とともに「もう一度働きたい」という気持ちが芽生えた…そんな女性から、切実な声が寄せられました。
とはいえ、長いブランクや年齢のことを考えると、本当に再就職できるのか不安になるのも無理はありません。正社員での復職は無理だとあきらめる必要はあるのでしょうか? 再就職を目指す50代女性が押さえておきたいポイントや、正社員以外の選択肢について考えていきます。
50代でブランクのある女性が再就職するためのコツ3選
50代でブランクが長い女性でも、正社員として再就職できる見込みはあります。ここでは、再就職のための3つのコツを解説します。
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1:経歴の棚卸しをする
まずは、自分が持っているスキルや資格の整理をしてみましょう。例えば、国家資格や民間の資格を持っているなら、専門性を武器に就職活動をするのがおすすめです。
また、資格を持っていない場合でも、これまでの経験から培ったコミュニケーション能力やPCスキルなど、汎用的なスキルは重要です。
今の自分にできることや長所を整理してみましょう。
2:スキルアップをする
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自分の経歴が整理できたら、足りないところを補い、より力をつけていくのがおすすめです。50代でブランクのある女性が再就職を果たすためには、スキルアップに取り組むとよいでしょう。
例えば、基本的なPCスキルは自宅での自主学習で磨けます。参考書や通信教材などを使って勉強し、資格を取得するのもよいでしょう。また、社会人としてのビジネスマナーを再確認しておくと、面接時に役立ちます。
なお、職業訓練を受けてスキルを身につけるのも効果的です。
3:ブランクOKの求人を探す
50代でブランクのある女性の再就職のコツとして、ブランクがあっても応募できる求人を探すのも重要です。
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求人の中には「ブランクOK」の旨が記載されているものもあります。また、なかには50代以上の就職・転職支援を強みとするサービスもあるでしょう。
転職支援サービスやハローワークを活用し、ブランクがあっても応募できる求人を、できる限り多く見つけられるような環境を作りましょう。
正社員以外の選択肢も検討
50代でブランクのある女性の再就職は、正社員にこだわらず、派遣社員・パート・アルバイトなどの選択肢も検討するのがおすすめです。
一度非正規雇用で働き、社会人としての感覚を養ったり経験を積んだりしてからの正社員登用もねらえるでしょう。
例えば、派遣社員として派遣会社に登録すると、自分の希望に合う職場を紹介してもらいやすくなります。パートやアルバイトは労働時間が比較的短いものが多く、家庭やプライベートとの両立がしやすいというメリットがあります。
50代で長いブランクのある女性の再就職は、正社員以外の選択肢も検討しながら進めるのが得策でしょう。
◇ ◇
長いブランクのある50代女性でも、再就職ができないと決まったわけではありません。自分の経歴を見直してスキルを磨きつつ、自分に合う求人を探すことが大切です。
また、正社員のほうが給与や福利厚生の面で待遇がよいかもしれませんが、派遣社員・パート・アルバイトといった非正規雇用にも、正社員とは異なるメリットがあります。子育てや介護、ご自身の体調などと相談しつつ、自分に合う働き方を見つけてくださいね。
【監修】瀧澤亮(たきさわ・りょう)2級ファイナンシャル・プランニング技能士
Webライター・ディレクター。将来を見据え、保険や年金のことを詳しく知り活用したいとの思いからFP資格取得を決意。現在FP2級を取得し、上位級も勉強中。Webライター・ディレクターとして、お金に関する記事の執筆やディレクション・監修を担当している。
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