高松宮記念に出走するナムラクレア(c)netkeiba 今週の日曜日は、中京競馬場で高松宮記念(GI)が行われます。
過去10年の高松宮記念は良馬場で行われたのが3回。やや重以上の道悪で開催されたのが7回となっています。特に20年以降はすべて道悪での競馬となっており、今年も馬場状態は気になるところです。
高松宮記念当日の中京競馬場は予報を見る限りでは雨の心配はなさそうです。しかし、レース週の木曜日や金曜日に雨が降ったことで、金曜日時点での中京競馬場の芝は不良馬場と発表されています。土曜日や日曜日は気温が20度を下回る予報となっていますし、今年の高松宮記念も道悪での開催になる可能性を考慮する必要がありそうです。
はたしてAIはどういった結論に至ったのか。早速ですが、AIに弾き出された注目馬をご紹介します。
◆悲願のビッグタイトル獲得に期待
今週の高松宮記念でAIが本命に抜擢したのは、上位人気が予想されるナムラクレアでした。
週初の本命候補3頭には挙がっていなかった本馬ですが、その予想が一転しナムラクレアに高評価が与えられました。
ナムラクレアはこれまでにGIタイトルは獲得していませんが、重賞で5勝を挙げていますし芝1200mのGIで2着2回3着2回と実績は申し分ありません。高松宮記念では2年連続2着と結果を残していますし、今年に懸ける思いはどの馬よりも大きいはずです。
本馬は古馬になってから3着以内を外したのは23年ヴィクトリアマイル(GI)と24年のキーランドC(GIII)のみ。前者はマイルが長かった印象ですし、後者は直線で他馬と接触しスムーズさを欠きましたし、この2戦の敗因は明確です。自身の力を出し切ったレースでは崩れていないですし、堅実に走ってくれることも魅力のひとつと言えそうです。
今年で6歳になるナムラクレアですが、この中間も至極順調に調整が進んでいる様子。最終追い切りも坂路コースを楽々と駆け上がっていきましたし、万全の仕上がりにありそうです。
前走の阪神C(GII)ではルメール騎手と初コンビを組み、大外から豪快に差し切り優勝しています。数々のGIを制しているルメール騎手ですが、意外にも高松宮記念は未勝利。高松宮記念はドバイ開催と日程が重なることが多く、騎乗数自体が少ないことも勝っていない理由。今回はルメール騎手にとってもビッグチャンスでしょうし、人馬ともに悲願のタイトル獲得を期待したいところです。