「TO BE HERO X」花江夏樹のヒーローは「マモさん」、宮野真守は足をクロスして収録

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2025年03月29日 23:17  コミックナタリー

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左から島崎信長、水瀬いのり、松岡禎丞、内山昂輝、宮野真守、花澤香菜、中村悠一、佐倉綾音、山寺宏一、花江夏樹
TVアニメ「TO BE HERO X」のジャパンプレミアが、本日3月29日に東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで開催され、トップヒーロー10人を演じるキャストの宮野真守、花澤香菜、内山昂輝、中村悠一、松岡禎丞、佐倉綾音、水瀬いのり、山寺宏一、島崎信長、花江夏樹が一堂に会した。

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4月6日にフジテレビほかで放送開始の「TO BE HERO X」は、bilibiliとアニプレックスの共同製作によるオリジナルアニメ。人々からの“信頼値”によってヒーローランキングが変動する世界を舞台に、各ヒーローの物語がオムニバス形式で描かれる。ジャパンプレミアでは、アニメの第1話、2話が放送に先がけて上映された。最初の挨拶で、ヒーローランキング1位のXを演じる宮野は、「自他ともに認める不動のナンバーワン・宮野真守です。X役をやっております。不動のナンバーワン・宮野真守です」、ナイス役の花江は「声優界の打ち出の小槌・花江夏樹です」と自己紹介して会場を盛り上げる。

自身が演じるキャラクターの印象や魅力について問われると、トラ役の山寺は「トラって名前なんですけど、犬なんですよ」と前置きしながら、「犬役には本当に自信があるんです。普通にしゃべるのかなと思ったら、けっこう吠えています。日本の声優界でナンバーワンだと思っているので、吠え声だけは負けたくない」と役に自信を持って挑んだと述べる。ラッキーシアン役の水瀬は、「彼女はラッキー体質な女の子なんですけど、彼女にとっての幸運と、その世界の人たちが思うラッキーが必ずしもイコールではないっていうところ、ほかのヒーローさんたちとは少し違った等身大の女の子みたいなところが彼女の唯一無二の魅力」と語る。

ロリ役の佐倉は、「自分のバトルスタイルに合うような機能をたくさん搭載して、それを駆使して戦う天才メカニックガール。すごくかわいらしくてちっちゃくてピンクの似合う女の子なんですが、実は女の子扱いされることに対して、すごく抵抗がある子でもあるんです。そういうちょっと挑戦的な設定のキャラクターを演じさせていただいて非常に光栄でしたし、彼女の理念に共感できる部分も多かったので、ロリに注目していただけたらうれしいです」と笑顔を見せる。“黙殺”という役について中村は「名前のままですね。黙って殺すんですけど」と説明したうえで、「さっき(島崎)信長から、僕が出ていない話数でも僕が活躍していたと聞いて衝撃的でした」とコメント。それを受けて魂電役の島崎は、「めちゃくちゃ映ってましたよ」、佐倉は「『ロリ編』でも悠一さんがしゃべっていないときも出ていました」と返す。中村は「そんなバカな」と驚きながら、「この作品自体はなかなか横のつながりが感じられにくいんですけど、ここのところ(『ロリ編』)では割と密にストーリーがあるので、シームレスに楽しんでもらえるんじゃないかな。ここに登壇していないキャストの方もとんでもない人たちなので、そこも期待していただければ」と続けた。

梁龍(りょうりゅう)役の内山は、「梁龍はワイルドなキャラクターで、バトルスタイルとしては打たれ強さがポイント。そういうワイルドな性格に至るまでにいろいろあったということが『梁龍編』で描かれていきますので、そういう過去も含めて見ていただきたい」と話す。続けて「収録ではとあるセリフの後にナンバーワンの宮野さんがカッコいいって言ってくれたので」と言うと、宮野は「カッコいいのよ、内山くんって。本当にね。いいのよ」としみじみしながら返答。またとあるセリフが登場する回について内山は、「喉が死ぬかというくらい声を使ったので、すごい映像になっていると思います。ご期待ください」と伝える。そして宮野は「Xは『誰もが知っている、誰も知らないヒーロー』という肩書きなので、本編中でも謎めいているんですけど、そんな中でも実は日常風景がしっかり描かれたりするんですね。けっこう酔っぱらったりもして。そこは力を抜いて僕も演じたので、楽しんでもらえるんじゃないかな。あとナンバーワンなので、けっこう大事なことを言います。そこは聞き逃さないほうがいいと思います」と呼びかけた。

キャスト陣には事前に「自分にとってのヒーローは?」という質問を用意。思い思いの答えをフリップに書いたものが、一斉に披露される。花江は「マモさん(宮野)」と回答。その理由として一番最初にハマったアニメに登場する王子様のようなキャラクターを宮野が演じていて、それをきっかけに声優になったことを明かす。「アレ高校アレ部の環のやつだよね」とほぼバラしながら「うれしい」と喜ぶ宮野。さらにアフレコの立ち姿を見るのが好きという花江は、宮野と一緒になった「TO BE HERO X」のアフレコ時を振り返り、「マモさん久しぶりだ、今日どんな感じなんだろうと思って見たら、めちゃくちゃビックリしました。初めて見た立ち姿だったんですよ」と言って立ち上がり、ボーリングを投げるときのポーズをキメる。「足をクロスさせる人は初めて見たと思って、いつかできるようになりたいなって思いました」と続ける花江。山寺も「この業界40年くらいいて、いろんな先輩を見てきたけどいないわ」と断言し、宮野にアフレコでのポーズをリクエストする。それに応え、ポーズを再現する宮野。宮野は、「Xを演じているときは、こうなるんですよね。キャラクターの立ち方とか、体の動きになりながらやったりするから。それもあるかもしれないです」と返答。山寺は「じゃあ、俺はこうなんだ」と、犬のポーズをまねて四つん這いになり、観客の笑いを誘った。

「松岡禎丞と内山昂輝」と書いた島崎。島崎はその理由として「奮い立たせてくれるのってこの2人なんですよね。同輩で、自分に100%言い訳が利かない状態の中で、いつもすごい表現をしていたり、いい仕事をしている。この2人の仲間って名乗りたいなら、がんばんなきゃなって。ずっとそう思わせてくれていたのがこの2人だったので」と打ち明ける。一方「自分自身」と記入した内山と、「あきら いしだ(石田彰)」と答えた松岡。内山は「アフレコ現場ではやっぱり“自分最高”って思わないと、そのキャラクターの強さに肩を並べられない気がする。そういうときは自分自身をヒーローと捉えて鼓舞しているなと思って書きました」と解説し、松岡は「この方がいなかったら僕はここにいません。たぶん僕は今頃車の下に潜ってます」と言い切った。

「パン職人の皆さま」と記載した花澤は、中学生のときに初めてお小遣いで高級デニッシュパンを購入したエピソードに触れながら、「中が割れたときにすごくいい香りがして、そこに顔をうずめてみたんですね。そこで『私、このまま生きていける気がする』ってなって、それが“パン妖怪”になったきっかけだったわけです。なのでパン職人の人たちには、毎日感謝しながら生きています」と感謝の気持ちを述べる。「強い」と書いた中村は、その理由を「小さいときからゲームが好きなんですけど、ゲームの中に登場するいろんな意味で強いキャラクターに多大な影響を受けたなと。見た目から入るんですけど、キャラクターがデニムの袖を引きちぎっていたら、自分も引きちぎる。指抜きグローブを着けていたら、どっかで探して買う。そういう憧れがありましたね」と回顧した。

最後はキャスト陣を代表して花江が挨拶。花江は「第1、2話を観ていただいてわかったと思うんですけど、すごく力の入った作品。映像も音楽もすばらしいので、この先もずっと楽しんでいただけると思います」とアピールする。さらに宮野と観客でコールアンドレスポンスを行う場面も。宮野が英語で発音よく「TO BE HERO!」と叫ぶと、観客は大きな声で「X!」と応え、キャノン砲による金銀色のテープが舞い散る中、イベントは締めくくられた。


■ TVアニメ「TO BE HERO X」
□ 放送情報
フジテレビ:2025年4月6日(日)より毎週日曜日9:30〜

□ 配信情報
Netflix、Prime Video:2025年4月7日(月)より毎週月曜日12:00〜
2025年4月9日(水)12:00〜各配信プラットフォームにて順次配信

□ スタッフ
原作・監督:Haolin(リ・ハオリン)
メインテーマ:「JEOPARDY」澤野弘之
音楽:澤野弘之、KOHTA YAMAMOTO、ケンモチヒデフミ、DAIKI(AWSM.)、睦月周平、深澤秀行、馬瀬みさき、高田龍一(MONACA)
制作:BeDream
製作:bilibili & BeDream, Aniplex

□ キャスト
X:宮野真守
クイーン:花澤香菜
梁龍:内山昂輝
黙殺:中村悠一
リトルジョニー:松岡禎丞
ロリ:佐倉綾音
ラッキーシアン:水瀬いのり
トラ:山寺宏一
魂電:島崎信長
ナイス:花江夏樹

※高田龍一の高ははしご高、島崎信長の崎は立つ崎が正式表記。

(c)bilibili/BeDream, Aniplex

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