【DeNA】粘りのバウアーの熱投虚し…零封負けも三浦監督「緊張もあった中で、しっかりと0に抑えてくれた」とリリーフ陣に手応え

1

2025年03月30日 08:06  ベースボールキング

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

ベースボールキング

DeNA・三浦大輔監督(写真:萩原孝弘)
 気温8℃、雨混じりのコンディション中、日本再上陸後初登板となったトレバー・バウアーは、6回を1失点でまとめる及第点ピッチングを見せたが、昨日と打って変わり打線が沈黙。0−1の完封負けを喫した。



 初回バウアーは、三者三振に斬って取る圧巻のスタートを切ると、2回も石川昂弥、細川成也を簡単に料理。しかしカリステに四球を与えると、ここから連打で先制点を失った。その後もコントロールに苦しむ場面が多く見られ、毎回ランナーを塁上に置きながらも要所を抑える粘りのピッチングを披露。ラストとなった6回は3人で片付け、98球、被安打6、与四球2、1失点でバトンを後続に託した。あとを継いだ中川虎大、颯、佐々木千隼も必死の無失点で味方の反撃を待つも、中日の先発・松葉貴大を7回まで捕まえられなかったことが響き、最後までホームベースを踏むことができなかった。



 試合後バウアーは「負け試合というのは本当に好きじゃない。四球を与えてしまってから失点につなげてしまった」と悔しさを滲ませながらも「三振が取れたことは本当にいいこと」と一定の満足感も口にした。そのうえで「自分有利のカウントにしていけるようにやっていきたい」と次回へのリベンジを誓った。



 三浦監督はバウアーに関して「いい形で立ち上がって、全然悪くなかったと思います。真っ直ぐがちょっと高くて、コントロールに苦労している場面も見受けられましたけれども、ランナー出しながらも粘り強く投球できたと思います。しっかりゲームを作ってくれました」と評価した。



 しかし松葉を崩せなかったことには「うまく攻められましたっていうところが一番ですかね。ミーティングでも対策を練りましたけれども、変化球のキレもコントロールも良かったです。ゾーンの端から端まで使われたかなって感じです」と脱帽した。



 1点に泣いた開幕2戦目だが「バウアーもそうですけれども、リリーフ陣も今日が初登板、開幕ですからね。緊張もあった中で、しっかりと0に抑えてくれました」と投手陣はキラリと光った。



 明日はホーム開幕カード3戦目。頂点を極めるためにも、カード勝ち越しを決めにいく。



取材・文・写真:萩原孝弘

ランキングスポーツ

前日のランキングへ

ニュース設定