【フィギュア】壷井達也「何も残せないまま終わってしまった」フリーで得点伸びず

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2025年03月30日 08:56  日刊スポーツ

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世界選手権男子フリーで演技を披露する壷井達也(撮影・藤塚大輔)

<フィギュアスケート:世界選手権>◇29日(日本時間30日)◇第4日◇TDガーデン◇男子フリー



【ボストン=藤塚大輔、松本航】初出場の壷井達也(22=シスメックス)が合計216・26点となり、結果を厳しく受け止めた。「選んでいただいたのに、こんな演技で申し訳ない」と肩を落とした。


ショートプログラム(SP)24位で24人によるフリーへ何とか進み、1番滑走で登場した。冒頭の4回転サルコーで転倒すると、連続ジャンプの予定だった2本目は単発の3回転サルコーとなるミス。以降は大崩れせずに演技をまとめたが、フリーは143・26点にとどまり、巻き返すことができなかった。


SPでも4回転サルコーが2回転となるミスがあった。「今季1番練習をしてきた」と自信を胸に迎えていたが、現地入り後の練習時から4回転ジャンプの成功率が上がらず。「気持ちと体がついてこなかった。何も残せないまま終わってしまった」と吐露した。


難関国立大の神戸大に通いながら、坂本花織らと同じ練習拠点で技を磨いてきた。今季はGPシリーズ第4戦NHK杯、全日本選手権でともに自己最高の3位と躍進。当初は4大陸選手権の代表切符獲得を目指していたというが、初の世界選手権の座もつかんだ。その中で自己ベストを約35点も下回り「まだまだ目標としていた位置が低かったのかもしれない」と表情を曇らせた。


今大会は26年ミラノ・コルティナ五輪の出場枠獲得がかかる。日本男子は出場している3人のうち、2人の順位の合計が「13」以内となれば、最大3枠を獲得。SPでは鍵山優真が2位、佐藤駿が5位につけている。

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