写真● 西武 5 − 7 日本ハム ○
<3回戦・ベルーナドーム>
日本ハムは球団63年ぶりとなる引き分けなしの開幕3連勝。「4番・一塁」でスタメン出場した野村佑希内野手(24)が2打席連続本塁打を含む3安打6打点を記録した。
野村は初回の第1打席、二死二塁で西武の先発右腕・高橋光成と対戦。5球目の低め直球を捉えた打球は、左中間を破る先制の適時二塁打となった。
1−1の同点で迎えた3回の第2打席は、一死一、二塁の好機で初球の直球をフルスイング。打球は左翼席中段に着弾する今季1号の勝ち越し3ランとなった。5回の第3打席はに二死二塁で三たび高橋と対峙。初球のカットボールを捉えた打球は、再び左翼席に着弾する2号2ランとなった。
5回までにチームの全打点を叩き出す大暴れ。新庄監督はキャンプ中から「パ・リーグの二塁打王になってほしい」と要望し、オープン戦で野村が本塁打を放った際は、指で×印を作りベンチでお出迎え。この日も3回に1号3ランを放った際は×印を作って出迎えていたが、5回に2打席連発となる2号2ランを放った際は、思わず両手で大きな〇印を作り、躍動する和製大砲を笑顔で出迎えた。
8回は6番・石井の左前適時打で7点目。3安打6打点の野村だけでなく、3安打1四球で全4打席連続出塁をマークした3番・レイエスの活躍も光った。
打線の援護を受けた先発・バーヘイゲンは、大崩れすることなく5回4安打2失点で今季初勝利。救援陣は4番手の山本拓が8回に3点を失ったものの、2点リードの9回は6番手の齋藤が今季初セーブで締めた。