
結婚相手を探す男女を支援する京都府の「きょうと婚活応援センター」(京都市中京区)が今秋、開設10年を迎える。有名人を招いた大規模イベント開催やAI(人工知能)マッチングシステム導入などの効果もあり、これまでに8千組近いカップルを成立させ、千組を超える成婚につなげてきた。一方、この間も少子化は加速度的に進んでおり、府は新年度、センターの周知や取り組み強化に力を入れる。
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2015年10月に開設された同センターは会員制で、「婚活マスター」と呼ばれるボランティアによるイベント開催や成婚までの伴走支援に取り組んできた。
16年3月末時点の登録者数は700人だったが、23年3月からAI(人工知能)でマッチングするシステム「きょう婚ナビ」を開始すると急増し、昨年11月末現在では2697人に上っている。同10月には俳優の常盤貴子さんらを招いたイベントを開催し、話題を呼んだ。開設から昨年11月までの間、カップル成立は7664組、成婚は報告があったケースのみで1036組に上った。
ただ、女性1人が生涯に産む子どもの人数を示す府内の合計特殊出生率は23年に1・11と過去最低となり、底上げにはつながっていない。
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昨年10月のイベントで申し込みをした約300人のうち98%が「出会いがない」ことを悩んでいた。府のAIマッチングは登録料3千円を支払えば無料で利用でき、面接や誓約書提出を義務づけてなりすましを防ぐなど行政ならではの強みもある。
府は新年度、10周年記念イベントや企業と連携した若手社員向け婚活支援を行う予定で、「AIマッチングを含めたセンターの取り組みを大々的に周知し、夫婦の働き方や住宅購入などライフデザインについて考えてもらえるようにしたい」(こども・子育て総合支援室)としている。
(まいどなニュース/京都新聞)
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