巨人・石川達也○ 巨人 3 − 0 ヤクルト ●
<3回戦・東京ドーム>
巨人の石川達也が30日、ヤクルト戦に先発し投げては5回無失点、打っては先制打を放ち、プロ初勝利・プロ初安打・プロ初打点を達成した。
石川は初回を三者凡退に片付けると、同日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイタースペシャル 巨人−ヤクルト』で解説を務めた真中満氏は、「落ち着いていましたね。ストライク先行でしっかり投げていましたのでね。いい入り方しましたね」と初回の投球を振り返った。
2回は先頭のオスナをチェンジアップで空振り三振。このチェンジアップに真中氏は「かなり抜けているんですよね。116キロですからね、普通のチェンジアップでは120、30キロくらいなんですけど、それよりもスピードを落としたチェンジアップなので、オスナもかなり抜かれたようなスイングになりましたよね。腕がしっかり振れていますので、ストレートも140半ばくらい出ていますから、同じ軌道でくるから打ちにくいボールになっていますよね」と解説した。
このイニングも無失点に抑えると、その裏、二死満塁で回ってきた第1打席、高橋奎二のストレートをレフト前に先制の適時打を放った。
真中氏は「高橋奎二がピッチャーから打たれてなんだと思われる方いるけど、石川投手はバッティングが良いですね。ストレートもタイミングあっているなと思ったけど、変化球2つ見逃したのでね。ヤクルトバッテリーも変化球でカウントを悪くしたくないからストレートを行ったんですけど、それを見事に捉えましたもんね。これはいいバッティングでしたね。流石にヤクルトのスコアラーも石川のバッティングまでは考えていなかったと思うんですけど、見事なバッティング、褒めましょうよ」と絶賛。
自らのバットで援護した石川は3回、4回、5回もスコアボードに0を並べ、5回・89球を投げ、3被安打、4奪三振、2与四球、無失点だった。真中氏は、石川の降板後、立派でしたね、石川投手。4回、5回くらいから少し苦しくなった気がしたんですけど、粘り強く5回を投げ切りましたね」と評価した。
(ニッポン放送ショウアップナイター)