左からウパメカノ、伊藤洋輝、A・デイヴィス [写真]=Getty Images バイエルンのマックス・エバールSD(スポーツディレクター)が、日本代表DF伊藤洋輝の負傷を受けて、クラブ公式サイトを通じてコメントを発表した。
伊藤は29日のブンデスリーガ第27節でザンクト・パウリ戦(3−2)で58分から途中出場を果たしたが、終盤に右足を痛めて負傷退場していた。検査の結果、昨年7月末にも受傷した右足の中足骨骨折が判明。ふたたび離脱を強いられることになった。
2月に待望のデビューを飾ったばかりの伊藤が再び負傷したことを受け、エバールSDは「ヒロキがまた大けがをしたという知らせは、我々全員に大きな衝撃を与えた。数カ月のリハビリを経て復帰したばかりの彼が、また長期離脱を余儀なくされた。彼の体内で何が起こっているのかは推測することしかできない」と落胆。
続けて、「彼は私たちから必要なサポートをすべて受けている。彼はファイターであり、彼がピッチに戻ってくるのを楽しみにしている。元気を出してほしい、ヒロキ。FCバイエルンは君の味方だ」と伊藤にエールを送った。
バイエルンでは3月の代表ウィークでカナダ代表DFアルフォンソ・デイヴィスが右ひざの十字じん帯を断裂する大けがを負い、フランス代表DFダヨ・ウパメカノも左ひざの負傷で数週間の離脱が見込まれている。チャンピオンズリーグ準々決勝のインテル戦やリーグ最終盤の上位対決連戦など重要な試合が続くなか、DFラインの台所事情が厳しくなった。
エバールSDは「アルフォンソ・デイヴィス、ダヨ・ウパメカノに続き、ヒロキは短期間で3人目の欠場するDFとなった。私たちはこれから、目標を追求し続けるために、より一層全力を注いでいく」とコメントしている。
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