
資産1億円を達成できたのは、従業員持株会のおかげ
――おおちゃんさんは、現金で資産1億円を達成されたのですね(驚)。資産1億円を達成するまでの道のりを教えていただけますか?おおちゃん:20代後半で結婚し、その後おかげさまで年収も少しずつ上がっていきました。ありがたかったのは、社宅制度のおかげで住居費がほぼ0円だったことです。その分、社内預金や財形貯蓄をしたり、従業員持株会に加入したりして、お金を貯めることができました。節約も多少していましたが、使うときは使ってメリハリを大事にしていましたね。

そして、40代後半から管理職になり、最終的に部長職になったときには年収が1800万円ほどになりました。定年を迎えたときに、従業員持株会で保有していた株を売却し、5000万円くらい儲けることができました。もし、従業員持株会に加入していなければ、資産1億円を達成していなかったと思います。
月240万円の家賃収入も大きな収入源に
――現在、3つの不動産を保有されていますが、不動産投資はいつ頃から始められたのですか?おおちゃん:退職する前から、資産のポートフォリオについて考えていて、資産の1つに不動産を持ちたいと思っていました。当時、不動産投資をしている先輩も多かったので話を聞いたり、いろんな業者や不動産会社とコミュニケーションを取ったりして、最終的に良い物件をいくつか取得することができました。
おかげで月240万円ぐらいの家賃収入があり、運用コストを差し引いても大きな収入源になっています。
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おおちゃん:まず物件は、都心3区(千代田区、港区、中央区)しか絶対に買いませんね。これらの地域は基本的に物件価格が下がらないですし、家賃も安定しています。そして、購入を検討している物件は、必ず自分で見に行き、管理会社がしっかりメンテナンスしているかどうかを確認します。良い物件であれば、退去者が出てもすぐに新しい入居者が見つかりますから。そのような物件を選ぶようにしています。
※本記事は、公式YouTubeチャンネル「All About マネー」で連載している『億り人たちに訊く!〜匿名で語る億の裏側〜』の内容を一部編集してお届けしています。
文:鈴木 さや子(ファイナンシャルプランナー)
2008年にFP2級・AFP、2011年にCFPを取得し、FPとして独立開業。女性の幸せな人生を応援すべく、家計管理や教育費、子どものマネー&キャリア教育をテーマに、多数のセミナー講演や執筆等で活躍中。
(文:鈴木 さや子(ファイナンシャルプランナー))