鈴木千裕 (C)ORICON NewS inc.■『RIZIN.50』(30日・あなぶきアリーナ香川)
第11試合でカルシャガ・ダウトベックとの激しい打撃戦に判定負けした鈴木千裕が、試合直後の心境と体のダメージについて語った。
【インタビュー動画】鈴木千裕、激闘を終えて「少しだけ一人で休みたい」 前王者の千裕が「最短でベルトを取り返す」と昨年大みそか大会から連続参戦し、フェザー級で快進撃を続けるダウトベックと対戦。お互い強力な打撃を持つストライカー対決は、一歩も引かない激しい試合が15分にわたってノンストップで繰り広げられ、判定で僅差の2−1ながらダウトベックが勝利し、千裕は連敗となった。
セコンドの肩を借りて右足を引きずりながらプレスルームに到着した千裕は「やりたいことはやったつもりなんで、何がダメだったかもう1回考えて作り直してきますよ」と試合を振り返り、敗因について「打ち合いの一歩先を行かれたという感じなんじゃないですか」と分析した。
ダウトベックについて「バックステップがうまかったですね。自分が打ち合いたくて間合いを詰めてもサークリングされて、前に出るリズムが作れなかった」と戦った感想を語り、今後の展望は「チャンピオンですよ。目指すことは変わらないんで、時間がかかってもやります」と試合前と変わらぬ思いを打ち明けた。
一方で「鼻が折れていると思います」と右足以外にも大きなダメージがある。試合前には「ここをクリアして5月もクリアする」と5月4日の『RIZIN男祭り』への参戦に意欲を見せていたが「ちょっと一人になって自分を見つめ直してきます。しばらくじゃなくて、ちょっとだけでいいので、自分と向き合う時間がほしいです」と充電期間を設けることを決めた。
今回が初めての四国での開催で、千裕を目当てにたくさんの子どもたちが会場に集まった。最後にファンへのメッセージを求められると「勝つ姿を見せられなくて悔しいですね」と唇を噛みしめ、「次は必ず勝つところを皆さんに見せるっていうのを目標にして、練習します」と自分に言い聞かせた。
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