ビーチグラスみたいな半透明の石をプロが研磨して美しい“宝石”に作り上げる動画が、YouTubeに公開されました。この動画は記事執筆時点で4万回以上再生されています。
●イエローに輝くストーンのシトリンを研磨
動画を投稿したのは、宝石研磨のYouTubeチャンネルを運営しているSy e Miguelさん。普段は、川や山などの自然の中から採取した原石を、工房で研磨して宝石にする様子を発信しています。
今回は、水晶の一種であるシトリンを原石から宝石にするまでの作業を公開しました。
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まず、投稿者のSy e Miguelさんは、採取してきた石のサイズを計っていきます。長さは38.7ミリ。見た目は海岸などで見かけるビーチグラスのよう。ここから長四角の形にするため、両サイドの丸みを取り除くように機械でカットしていきます。
次に円盤状の研磨機を使い、石の表面を滑らかに削っていきます。表面の凸凹した部分や細かい穴などを削ったことで、かなり透明感がアップしました。
細かな部分を加工するために、シトリンにハンドルをくっつけさらに研磨作業をしていきます。円盤状の研磨機を使い石の表面を削りながら徐々に形を整えます。途中で石の状態をチェックすると、全体がツルツルと滑らかに輝きが増してきたのが分かります。その後は、ハンドルが付いていない方の面も作業していきます。
●原石の表面を根気よく磨きます
何度も根気よく石を磨きその都度微調整していきます。
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専用液に石を入れて、表面の汚れを軽く除去。やわらかい布で洗った石の水分を拭き取ると、ガラスのような透明感が高いシトリンが現れました。最後に石の重量を測ると重さは43.1オンス(1.22キログラム)ありました。とても大きな宝石ですね。
完成したシトリンを透明の回転台に乗せて、石を360度からチェックすると、黄色の透明感が抜群の宝石に仕上がっているのが分かります。まるでカンロ飴のようで、なんかおいしそうにも見えます。
●「アート」「センセーショナル」などの声
この動画には、「驚異的」「美しい贈り物を与えてくれる」「あまりの美しさに驚き、言葉を失った!」「なんという才能」「見事な仕事」「アート」「センセーショナル」といった感嘆の声が寄せられています。
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