
バブル崩壊後の1990〜2000年代に就職活動をしていた人たちは氷河期世代と呼ばれる。最も厳しかったと言われる時代の就活を知っているだろうか。
埼玉県に住む48歳の男性(医療・福祉・介護/年収350万)は1998年に卒業し、
「10社ぐらい受けた。ほとんど親のコネで就職が決まった時代。親のコネがない人間はとりあえず求人があれば全部応募する感じでした」
と回想した。(文:永本はな)
面接官「お前らなんかに時間を割く時間がもったいない」
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一方で5歳年上の「バブル世代」から、
「学歴なくても就職できてた」
「就職面接行くだけで交通費がもらえた」
「内定前には海外旅行に連れて行ってもらってた」
と聞き、「うらやましかった」という男性。そう思うのも無理はないだろう。氷河期世代の就活は想像以上に酷なものであった。
「正社員の募集なのに、給料が13万なんてところもあった。しかもボーナスなし。サビ残毎日」
「求人面接に行ったら、面接官に『会社を守るのに必死でお前らなんかに時間を割く時間がもったいない』と言われていた」
男性は「じゃあ何で求人出してるの?」といつも不満に思いつつも就活を頑張っていたようだ。
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「私たち氷河期世代は政府の失策の犠牲者です。国から優遇や救済措置をもらいたいです」
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