「飼い主さん今どんな気持ちですか?」店の前に、キャリーごと猫を遺棄、置き手紙が「うつ病になり世話ができなくなった」

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2025年03月31日 07:00  まいどなニュース

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愛知県春日井市内の保護団体メンバー夫婦経営の店前でキャリーごと猫が遺棄された(「春日井さくら猫の会」さん提供)

「メンバーが今朝、外へ出ると
『ん??何アレ?』
酷すぎます 無責任過ぎる…食べ慣れたフードも好きだったオモチャもくつろいだベッドも無い…キャリーに入れられ 知らない場所に置いていかれ、、、
飼い主さん 今どんな気持ちですか?」

【写真】キャリーの上にあった「置き手紙」の文面

愛知県春日井市内でキャリーごと猫が遺棄されていたことが分かりました。

遺棄が分かったのは、3月25日午前8時頃。猫の保護団体「春日井さくら猫の会」のメンバー夫婦が経営する店の前にキャリーが置いてあったとのこと。奥さんがゴミを出しに外に出たところ、見つけたといいます。キャリーには黒いカーディガンがかけてあったため取ってみると、キャリーの上には1枚の手紙が置いてありました。

「避妊手術済んでいます エイズ、白血病陰性 うつ病になり世話が出来なくなりました すみませんがよろしくお願い致します」

手紙には、うつ病になり猫の世話ができなくなったことを伝える内容。そしてキャリーの中には黒い成猫の姿が…奥さんは現場の写真を撮って店内に。開店時間になり、猫の遺棄があったことを旦那さん(社長)へ報告。猫を店内の3段ケージに入れました。

「猫はおとなしくケージに入ってくれたものの、3段目に登りその日は固まった状態に。今回(自宅兼)店の前のキャリーに入れられた猫の遺棄は初めてで驚きましたが、この活動をやってればあり得ることだと冷静な心境です。町内では私がこの活動をしていることは知れ渡っています。公園に猫が毎年遺棄されて、猫に関しての回覧板も回したことがあります。『春日井さくら猫の会』に私の連絡先も載せていたんです」

「事前に相談してくれれば、お世話のサポートや預かることならできたのに」

店の前に猫を遺棄されたのも、猫の保護活動をしていると地元で知られていたからという奥さん。とはいえ、病気を理由に無断でペットを捨てることは「犯罪」だと訴えます。

「うつである方で頑張って猫の世話している方も多くいます。衝動的に何とかしてくれそうなボランティアのところに置いていくのではなく、事前に相談してくだされば、引き取りは無理でもお世話のサポートや、預かることならできました。とても残念ですし、遺棄は犯罪です」

猫の年齢は不詳。保護した時からご飯を食べなかったとのこと。ただ威嚇することはなく、飼い猫らしく穏やかな猫だとか。猫の状態が安定したら、里親の募集を予定。また保護した当日の夕方、警察に直接出向き遺棄されたことを届け出たところ、警察官が来店し写真撮影や聞き込みなどをしてもらい、その翌日には県の動物愛護センターに連絡をしたそうです。

  ◇  ◇

春日井さくら猫の会は、猫の保護活動をはじめ、TNR(Trap/捕獲し、Neuter/不妊去勢手術を行い、Return/元の場所に戻す)、譲渡会などの活動に取り組んでいます。

また今回の猫の遺棄について、Xに投稿。たくさんのコメントが寄せられ、話題になりました。

「うつだからこそ猫さんの愛らしさにいくらかは救われないのでしょうか…それとも元々愛情が薄かったのか…」
「犯罪者を擁護するつもりは決してありません。しかし鬱は起き上がりトイレに行く事すら出来ずバケツで用を足すほどになる時もあるそうで、自分が死んでも猫だけは知識を持った人の所で何とかして欲しかった最後の愛情なのかと思ったら少しだけ同情します せめてきちんと名乗って相談して欲しいですね」
「これはダメだけど、鬱もひどくなるとそのダメすら考えられなくなるようなので、元飼い主を煽ること、詮索的なことはやめた方がいいと思います」
「たぶん、元飼い主は【捨てたとは言っても保護活動家さんがなんとかしてくれるはずだから】と勝手に自己暗示をかけて自分を正当化してる…」

(まいどなニュース特約・渡辺 晴子)

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