
「独身子なし、貯金は300万円のみ…老後が不安ですがもう手遅れでしょうか?」
【グラフ】年金は60歳からもらうか、70歳からか…どっちがお得!?受給シミュレーションで比較
そう語るのは、55歳の派遣社員の男性。こちらの男性のように、老後の生活を考えて、強い不安を感じている方も少なくないでしょう。
50代からのライフプランも、お金のプロであるFP(ファイナンシャルプランナー)に相談することで、不安が解消されることがあります。実際にFPに相談できる項目や、信頼できるFPを選ぶポイントをチェックしていきましょう。
50代で貯金が少ない!そんなときFPに相談できること4選
50代からのライフプランも、お金のプロであるFPに相談すれば解決する場合があります。
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例えば今回のようなケースでは、FPは丁寧に状況を細かくヒアリングし、現状について分析・評価のうえ、ライフプランを作成し、実行支援をしてくれます。
また、貯蓄を増やしていくためには、家計や保険を見直して無駄を省いたり、資産運用の知識をつけて収入を増やしたりなどの対策が考えられるでしょう。
50代で貯金が少ないから必ずしも手遅れということではありません。FPに相談することで、目標を達成するための現実的なプランを一緒に考えてくれます。
ここでは、今回のようなケースで、FPに相談できることを4つピックアップして紹介しています。
▽1:老後のライフプラン設計
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50代で貯金が少ない場合は、老後のライフプラン設計は早めの対策が必要でしょう。お金のプロであるFPは、相談者の現状を細かくヒアリングしたうえで無理のないライフプランニングをしてくれます。FPは、老後に安心して暮らせるようなサポートをしてくれるのです。
▽2:家計の見直し
日々の支出を細かく分析し、無駄な出費を抑えることは資産形成の基本です。FPは、固定費や変動費などを見直して、収支バランスを整えるためのアドバイスができます。無駄な出費を抑えることで、無理のない貯蓄を可能にし、老後の出費にも備えられるでしょう。
▽3:保険の見直し
生命保険や医療保険などの各種保険についても、FPに相談できます。不必要な保障を整理し、さまざまなリスクに備えるための適切な保険の選び方を相談可能。無駄な保険料を抑えて家計負担を軽減しながら、安心できる保障環境を整えるためのサポートをしてくれます。
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▽4:資産運用相談
貯金が少なくても、計画的な資産運用で着実な資産形成ができる可能性があります。例えば、iDeCoやNISAなどについても、FPに相談可能です。FPは、資産運用に必要な知識から運用方法の種類、金融商品の選び方などを分かりやすく解説してくれます。老後の安定した収入のために、親身に相談に乗ってくれるでしょう。
信頼できるFPを選ぶポイント4つ
信頼できるFPを選ぶポイントは、主に下記の4つです。
・FP資格を持っているか
・相談内容と得意分野が合っているか
・相談料が納得のいく料金か
・各専門家とのネットワークがあるか
信頼できるFPを選ぶためには、まずはFP資格を保有しているかを確認することは大前提でしょう。資格があることで、専門知識やスキルを持っている証になるためです。
また、相談内容に対して得意分野が合っているかも確認しましょう。相談したい分野での実績を確認してから相談に臨むのがおすすめです。
さらに、FPへの相談量が適正価格で納得できるかも重要な指標となります。相談前に、ホームページや電話での問い合わせなどでおおよその料金を確認しておくと安心です。
最後に、FP以外の専門家の助言が必要となった場合のために、各専門家とのネットワークができているかも、信頼できるFPかどうかの指標となるでしょう。
◇ ◇
冒頭にあげたようなケースでも、お金のプロであるFPに相談することで、安心して過ごせるようになる可能性があります。一人で悩まずに、思い切ってFPに相談してみるのもおすすめです。
【監修】瀧澤亮(たきさわ・りょう)2級ファイナンシャル・プランニング技能士
Webライター・ディレクター。将来を見据え、保険や年金のことを詳しく知り活用したいとの思いからFP資格取得を決意。現在FP2級を取得し、上位級も勉強中。Webライター・ディレクターとして、お金に関する記事の執筆やディレクション・監修を担当している。
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