5年前や10年前……。少し前にインターネット上で話題になった投稿や動画を振り返って紹介する企画「昔のインターネット発掘!」。今回紹介する動画は、2023年に投稿された「詐欺ドレス」のオリジナルを探すというもの。ネットで買ったドレスが写真とは大違いだった……。そんな悲劇を跳ね返すべく奮闘します。
●「詐欺ドレスの悲劇」はなぜ起こる?
この動画が投稿されたのはYouTubeチャンネル「HopeScope」(@hopescope)。いつもいろいろなショッピングを楽しむ動画を投稿していますが、ネットで買ったドレスが“詐欺”としか言えないほど写真と違っていた悲しい経験もたくさんしてきたそうです。
その原因はあるドレスのデザインをまねて作った偽物ドレスが、コストを削減するためにオリジナルドレスの写真まで盗用することなのだとか。そこで、Googleの画像検索を使って出典を探し出し、「詐欺ドレス」の本物を見つけ出すことにしました。
|
|
●キラキラドレスの本物は?
最初の「詐欺ドレス」は、ワンショルダーで深いスリットが入った、水色のキラキラなドレス。オリジナルの写真ではモデルの身体にフィットしてシルエットがとても美しく、輝きにも深みがあります。
しかしHopeさんが購入してしまった「詐欺ドレス」は、ちょっと悪い予感のする簡易包装で到着。ビーズの輝きやシルエットがひと目でチープであることが分かり、着心地も悪く動きにくそうに見えます。
そこでオリジナルであろう写真を探し出し、色違いで少し安くなっていた黄色のドレスを購入。こちらは見事にフィットして、身体のラインをきれいに見せてくれます。ビーズもたっぷりと飾られていて、ドレスの上を滴るようにチラチラと光っています。
●お花みたいな紫色のドレス
|
|
次のドレスは紫色のカクテルドレス。袖は花弁のようなボリュームのあるフリルで、ボディーはタイトにフィットしているデザイン。しかし届いた「詐欺ドレス」では、身体にフィットするどころが、袖もウエストも生地が醜く寄ってしまいしわくちゃ。これでは外に着ていくのもはばかられます。
そこで探し出した“本物”は、着てみるとすぐに違いが分かるものでした。袖のフリルも美しく、スリットへ続くギャザーも身体に沿ったライン。「詐欺ドレス」の生地はとても硬そうでしたが、今回は生地も柔らかいニットのようで、着る人をかれんなお花のように見せてくれるドレスです。
●まさかの展開なジャンプスーツにあぜん……
このほか、詐欺ドレスを見つけたものの、その後本物を見つけることができないなどHopeさんの困難は続きます。そして最後の1着はシルバーのジャンプスーツ。ホルターネックで身体にぴったりとフィットし、全体が大きめのビジューでキラキラと輝いている印象的な1着です。
こちらの「詐欺ドレス」は、届いた瞬間にがっかりしてしまうような簡易包装で、ドレスを取り出すと「キラキラ」の残骸のようなクズが落ちてきました。生地も硬く、フィットもせず、オリジナルの写真とは似ても似つかないという残念な結果です。
|
|
今度こそ、と本物を見つけるために注文したのは、何と2500ドル(約38万円)もする高額なドレス。郵送される過程で1度紛失され、再度「倉庫から」発送されました。
こうして届いたジャンプスーツは、まさかの「前回と全く同じ」“詐欺ドレス”。包装から出すと前のドレスと同じようにグリッターがこぼれ落ちてきました。試着してみると全体的にだぶついてフィットせず、手で胸元を抑えながら少し小股に歩かなくてはいけないほどで、前回のドレスよりもひどくなっているようにも思えます。値段が高ければ必ずしも「詐欺ドレス」を回避できるわけではないのですね。
●「偽物があまりにひどいことに驚き!」と700万回再生
この動画は記事執筆時点で707万回以上再生されており、現在まで多くの人が楽しんで見ているよう。「高価でも詐欺の可能性があることを教えてくれてありがとう!」「偽物があまりにひどいことに驚き! 本物はすばらしいよ」など、多くのコメントが寄せられています。なお、最後のジャンプスーツに関しては後日返金を請求し受け入れられたそうです。よかったですね。
画像引用:HopeScope(@hopescope)さん
|
|
|
|
Copyright(C) 2025 ITmedia Inc. 記事・写真の無断転載を禁じます。
掲載情報の著作権は提供元企業に帰属します。
リュウジ ほっかほっか亭に苦言(写真:ORICON NEWS)119
リュウジ ほっかほっか亭に苦言(写真:ORICON NEWS)119