健康保険証としての利用ができる「マイナ保険証」加え、24日からは「運転免許証」との紐づけが可能になったマイナンバーカード。しかし、「持ち歩くのが不安」という声も多い。
実際、カードの差し止めから再発行までの作業はとても煩雑で、膨大な時間がかかる。再発行まで少なくとも1カ月、繁忙期なら2カ月かかることも……。
そうならないために取り扱いには要注意だが、万が一に備えて、紛失・盗難された場合、どうすればよいのか順を追って見ていこう。
紛失・盗難の場合、まずはマイナンバー総合フリーダイヤルに連絡し、カードの機能停止を行うことが第一だ。次に、警察に遺失・盗難届を提出する。
ここまで終えたら、次に新たなマイナンバーカードの交付申請だ。再発行の手続きは、オンラインで完結することができないうえ、紙の申請書が必要になる。自治体に電話して申請書を自宅に郵送してもらうか、窓口に直接取りに行く必要がある。
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申請手順は基本的に10年ごとのカードの更新と同様だが、期限が来る前に再発行する場合は、再交付手数料として1,000円(電子証明書が不要な場合は800円)、特急発行の場合は2,000円(電子証明書が不要な場合は1,800円)がかかる。
また、「マイナ保険証」の利用登録をしている場合は、マイナ保険証の代わりになる「資格確認書」の交付申請も同時に行う必要があるので忘れずに。
カードの再交付の準備が整うと、交付通知書が届く。自治体の窓口に取りに行く際には、顔写真付きの証明書(顔写真が付いていないものなら2点)が必要なので、保険証や免許証を一体化したカードを紛失した場合は、より本人確認が大変だ。同時に古いカードの廃棄手続きも必要となり、この際、警察に遺失・盗難届を提出したときに与えられる受理番号を聞かれるので、確認しておこう。
このように、うっかりなくしただけでも再交付に手間暇取られるマイナンバーカード。紛失・盗難にはくれぐれも注意しよう。
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