上位入賞の小学生11人を表彰 標語やポスターで表現する車リサイクル作品コンクール

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2025年03月31日 12:00  OVO [オーヴォ]

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標語の部最優秀賞に選ばれた岡野涼香さん

 小学生が自動車リサイクルに関して学んだことを標語やポスターで表現する「クルマのリサイクル作品コンクール」(自動車リサイクル促進センター主催)の表彰式が3月28日、東京都港区の日本自動車会館で開かれ、巧みな言葉選びや鮮やかな色彩感覚で優れた作品を制作した上位入賞者11人などを表彰した。

 最高評価の最優秀賞は、標語の部は東京都八王子市立いずみの森義務教育学校5年の岡野涼香さん、ポスターの部は相模原市立上鶴間小学校5年の前田琥太朗さんがそれぞれ受賞した。賞状を贈られた2人は「受賞はとてもうれしい」(岡野さん)、「今でも受賞が信じられないぐらいうれしい」(前田さん)と喜びのあいさつをした。

 岡野さんの標語は「車がつなぐ! 私がつなぐ! みんなの未来」という希望あふれる力強い言葉が並ぶ作品。この標語には「私たちが車をリサイクルすることで、みんなの未来がつながれるという思いを込めた」という。


 前田さん制作のポスターは「リサイクルで変わる地球の未来」のタイトル下に、リサイクル社会を築いた「明るい世界」と、タイヤなどの自動車廃棄物が不法投棄されている「暗い暗黒世界」を対比して描き、この明暗いずれの世界にも通じる分かれ道に止まる1台の青い車に、岐路に立つ人類を象徴させているような味わい深い作品。「リサイクルをしない未来は空気が汚れ、植物も育たずごみだらけ。そんな世界にはしたくない、との思いを込めて描いた」という。

 クルマのリサイクル作品コンクールは、循環型社会の実現に向けた自動車リサイクルの理解を通じて小学生に日本の産業や環境の未来について考えてもらおうと2017年度から毎年実施している。今回は全国から4915点の応募があり、上位入賞者11人のほか、優秀賞47人を選出。そのほか小学校10校に団体賞、小学校4校に団体特別賞を贈った。


 主催する自動車リサイクル促進センター代表理事の細田衛士さんは冒頭のあいさつで「自動車リサイクルのことをよく学んでいることが分かる大変素晴らしい作品に出合えたことがとてもうれしい。循環型社会について今回考えたことは皆さんの将来にきっと役立つ」と述べ、受賞者の作品をたたえた。

 最優秀賞以外の主な受賞者は次の皆さん。

 【標語の部】小学生新聞賞=内田ファムホワン理於(茨城県つくば市立学園の森義務教育学校6年)▽審査員特別賞=松本すいか(福岡県、飯塚日新館小学校2年)、白坂稟(鹿児島県、鹿児島大学教育学部附属小学校3年)、高巣真綾(広島県東広島市立郷田小学校5年)、廣川哩桜(広島県府中町立府中中央小学校6年)

 【ポスターの部】小学生新聞賞=縄乃々香(札幌市立資生館小学校5年)▽審査員特別賞=新本瑛真(大阪市立北恩加島小学校1年)、脇玲美奈(静岡市立安東小学校4年)、戸田結(福岡市立照葉北小学校5年)

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