Eテレ『スイッチインタビュー』脚本家・坂元裕二×アニメーション監督・新海誠、創作論を交す

　NHK Eテレのインタビュー番組『スイッチインタビュー』（毎週金曜　後9：30）。4月4日と11日（EP1とEP2、各29分の2本構成）は、脚本家・坂元裕二氏とアニメーション監督・新海誠氏がクロストークを繰り広げる。

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　『カルテット』『大豆田とわ子と三人の元夫』『Woman』などのドラマや、映画『片思い世界』『ファーストキス 1ST KISS』『花束みたいな恋をした』で知られる坂元氏。是枝裕和監督とタッグを組んだ映画『怪物』は、カンヌ国際映画祭脚
本賞を受賞。“坂元節”とも言えるせりふ回しは、世界でも喝さいを浴びた。

　そんな坂元氏がじっくり話してみたいと希望したのは、世界的に注目されるアニメーション監督の新海氏。『君の名は。』は興行収入250億円を超え、最新作『すずめの戸締まり』も国内外で大ヒット。美しい色彩と繊細な言葉で描く“新海ワールド”で人気を博している。

　新海作品の大ファンという坂元氏。「いまの日本の映像業界は、アニメに支えられている。実写には映像的な制限があるが、もっとアニメのように目的意識をもって制作すべき」と語る。

　社会現象をも巻き起こすヒット作品を手掛ける2人は、どのようにして物語を生み出しているのか？“アニメーション”と“実写”の垣根を超えて、言葉と映像で人々の心を動かし続ける表現者たちが、互いの作品にリスペクトを抱きながら、創作について語り合う貴重な対話は、きっと新たなインスピレーションを生むはずだ。

■坂元裕二氏のコメント

　大ファンです。新海さんほど、今の時代をとらえて描写している人はいないと思います。時代を見る視線は唯一無二で、とてもリスペクトしています。大好きということを言い続ける回にできるとうれしいです。

■新海誠氏のコメント

　会いたいと言われて、正直びっくりしました。アニメと実写は普段交わることがないので、僕でいいのかなという気持ちです。坂元さんの作品は「なぜ、こんなに
上手いんだろう」と不思議に思っていたので、その秘密をお聞きしたいです。