15年ぶりの記録的降雪も 北海道引き続きふぶく恐れ

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2025年03月31日 14:00  日本気象協会

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日本気象協会

15年ぶりの記録的降雪も 北海道引き続きふぶく恐れ

気圧の谷や上空の寒気の影響で昨日(30日)から今日(31日)にかけて広く雪が降った北海道地方。今夜にかけてもふぶきによる交通障害などに注意が必要です。



●道内では日本海側などで20cm前後の降雪に 明日(1日)は天気回復へ


日本海を北上した低気圧や、上空の寒気の影響で道内では昨日(30日)から今日(31日)にかけて日本海側やオホーツク海側を中心に広く雪が降りました。昨日から今日正午までの36時間降雪量は、空知地方の夕張と北見地方の北見市留辺蘂でいずれも22cm、札幌市小金湯で20cm、旭川で19cmなどを観測しました。3月下旬ともなると道内で降る雪は水分を含む雪が多くなり、まとまった降雪となることは少なくなりますが、3月下旬以降に日降雪量20cm以上を観測するのは夕張では2010年3月22日に28cmの雪が降って以来15年ぶり、北見市留辺蘂で2014年4月4日に40cmの大雪となって以来11年ぶりとなります。

道内の上空には今夜いっぱいは2月下旬並みの冷たい空気が残る見込みです。今日午後も日本海側では北部を中心に雪が降りやすく、沿岸では夕方にかけてふぶく所もあるでしょう。ふぶきによる見通しの悪さに注意が必要です。

明日(1日)には、日本の東海上に中心を移す高気圧の圏内となり、上空の寒気も東に抜ける見込みです。道内では日本海側北部で午前に弱い雪の残る所がありますが、その他では広く晴れて天気は回復する見込みです。日中の気温も全般に平年並みに戻り、雪割りなどの外作業などにもよい日和となりそうですが、日本海側の沿岸を中心に南よりの風の強まる所があるでしょう。強風には注意してください。



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