
今回は「完璧なゆで卵の作り方」に注目した模様をテキストで紹介。
【オンエア:2025年2月17日(月)/ナビゲート:サッシャ、ノイハウス萌菜】
「完璧なゆで卵」とはなにか?
今回は、サッシャが米国の『AP通信』の記事を紹介。昨今、日本でもアメリカでも値上がりしている卵。科学者たちは、そんな卵をよりおいしく食べるための完璧なゆで卵の作り方を解明した。【元記事】How to cook the perfect boiled egg, according to science(外部リンク)
サッシャ:ゆで卵作り、失敗したくないですよね。「おいしいゆで卵を作りたい!」というあなたにぴったりな、完璧なゆで卵の作り方を科学的に解明したというわけですが、まず「そもそも完璧なゆで卵ってなんだ?」という定義から決めていかなければなりません。科学者いわく、完璧なゆで卵は「滑らかな黄身と、柔らかくもしっかりとした白身が両立するもの」だということです。ただ、黄身は白身よりも低い温度で固まってしまう。
ノイハウス:そうね、パサパサになっちゃう。
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科学者たちは、数学を用いてこの難題に挑戦。「卵の熱伝導」や、「内部が液体からゲル状、固体へと変化する過程」などを分析し、方程式化したという。その結果、以下のレシピを導き出した。
【完璧なゆで卵のレシピ】
1. 蒸し器のバスケットに卵を入れる。
2. 100度と30度の、温度が異なるお湯をそれぞれボールに用意する。
3. 2分ごとに、卵を2つのお湯のあいだで移し替える。
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32分かけて作るゆで卵の食感は…
調理方法を聞き、「ちょっと早起きをしないと、朝食には間に合わない気がします」と、完璧なゆで卵の調理時間について言及するノイハウスに、サッシャは仕上がりの魅力を説明する。サッシャ:この方法だと、卵白が過熱と冷却を繰り返すことで完全に固まる。一方で、黄身は一定の温度を保ちつつクリーミーに仕上がり、パンに塗れるくらい柔らかいそうです。
ノイハウス:そんなに!?
サッシャ:ええ。この研究結果は、『Communications Engineering』という学術誌に掲載されたのですが、研究者いわく「この新しい調理法は通常のゆで卵よりも時間はかかるが、口の中での食感の調和が、その手間をかける価値を持つものにするかもしれない」ということです。よりよい結果を得るためには、ゆっくりとしたプロセスが必要なのですね。ちなみに、通常のゆで卵は半熟で約6分、固めで約12分と言われていますから、(それと比べると)だいぶ時間がかかります。完璧を求めるか、“タイパ”を求めるか……。完璧を目指す方は、やってみてはいかがでしょうか。
J-WAVE『STEP ONE』のコーナー「CHINTAI GLOBAL BEATS」では、番組独自の視点で世界を見渡し、国内ではまだ知られていない話題やニュース、ニューミュージックをお届け。放送は月曜〜木曜の12時5分ごろから。
番組情報
STEP ONE
月・火・水・木曜
9:00-13:00
サッシャ、ノイハウス萌菜
オフィシャルサイト
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