中居正広氏の女性トラブルに端を発した一連の報道を受け31日、第三者委員会の調査報告書が、フジ・メディア・ホールディングスの公式サイトで公表された。同日午後5時から同委員会が会見を行った。
同報告書によると、当時フジテレビのアナウンサーだった女性Aさんは2023年6月2日、中居氏の自宅マンションで性暴力の被害を受けた。直後から心身の不良を訴え、同月中旬ごろ、消化器内科に入院。同7月末に、同じ病院内の精神科に転科した。同時期に、フジ幹部が中居氏からの依頼で、被害女性に見舞金名目の現金100万円を届けた。
100万円については、中居氏の「贈与税の対象にならない金額にしたい」という意向を受け、同氏と懇意にするフジテレビ幹部のB氏が封筒に入れた現金で、ほかの見舞品とともに入院先の病院に届けた。
Aさんは病院の判断で中身を見てない。病院が確認したところ、封筒が入っていたので現金らしいものと考え、Aさんは見舞品を受け取らなかった。そして、病院の判断で受け取れないとB氏に連絡し、現金100万円を含む見舞品はB氏を通じて中居氏に返却された。
第三者委は、中居氏から被害を受けた女性Aさんについて「元CXアナウンサーであり、CXに入社して数年後に退社している」と、トラブル当事者は当時フジテレビのアナウンサーだったとした。さらに「『業務の延長線上』における性暴力であった」と認定し、フジの対応を「被害者救済の意識が乏しかった」と断罪した。
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