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福岡県柳川市のハリウッドワールド美容専門学校で2023年5月、バーベキューの火が服などに燃え移り、学生1人が死亡した事故で、福岡地検は31日、学校の教員助手だった作業員の男性(25)を業務上過失致死罪で在宅起訴したと発表した。事故当時、理事長だった男性(66)と教員だった男性(56)は不起訴処分とした。いずれも3月26日付。福岡地検は「諸般の事情を総合的に考慮した」としている。
県警は1人を死亡させたほか、3人にもけがをさせたとして、事故当時の理事長ら3人を業務上過失致死傷容疑で24年1月に書類送検していた。業務上過失傷害容疑については3人とも不起訴処分とした。
起訴状によると、23年5月24日に柳川市で同校が学校行事として開いたバーベキュー大会で、教員助手だった男性は火勢を強めるため、火のついた木炭が敷かれたコンロに水で薄めた洗浄用アルコールを漫然と注入。火が燃え移った男子学生(当時18歳)にやけどを負わせ、23年6月6日に敗血症による多臓器不全で死亡させたとされる。【志村一也】
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