現預金750万円「厚生年金加入期間を増やし、繰り下げ受給もして受給額の増額をした」68歳女性が感じた不満

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2025年03月31日 20:11  All About

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老後の心配事といえば、やはりお金。現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、長野県在住68歳女性のケースを紹介します。
金融庁の報告書に端を発して話題となった「老後2000万円問題」など、老後の心配事といえばやはりお金ではないでしょうか。もっと出世しておけばよかったと現役時代に後悔を持つ人もいるようです。

現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、長野県在住68歳女性のケースをご紹介します。

回答者プロフィール

回答者本人:68歳女性
同居家族構成:本人、夫(69歳)
居住地:長野県
リタイア前の雇用形態:正社員
リタイア前の年収:350万円
現在の資産:預貯金750万円、リスク資産350万円
これまでの年金加入期間:国民年金480カ月、厚生年金368カ月、個人年金保険10年

現在受給している年金額(月額)

老齢基礎年金(国民年金):8万1514円(繰り下げ受給)
老齢厚生年金(厚生年金):6万4979円(繰り下げ受給)
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):個人年金保険65万1960円(年額)

配偶者の年金や収入:年金84万円(年額)、自営業収入200万円(年額)

「非課税枠を超えた事で手取り額が減った」

現在の年金額について満足しているか、の問いに「どちらでもない」と回答した今回の投稿者。

その理由として「夫が国民年金のみの受給のため、自分の厚生年金加入期間を増やし、繰り下げ受給もして受給額の増額をした。しかし非課税枠を超えた事で手取り額が減り、今後単身世帯になった時にも恩恵が少ない。メリットがないと感じる事が多い」と語っています。

ひと月の支出は約「18万円」。年金で「毎月賄えている」と回答されています。

「足りない支出がある場合は貯蓄からの引き出しで賄っている」

年金で足りない支出がある場合については「交際費なので都度金額は異なるが、貯蓄からの引き出し」で賄っているという投稿者。

年金生活においては「家庭菜園で多種の野菜を育て、常にストックしている」など食費を抑える工夫をしているとあります。

「差し引かれる税金が多い」

現役時代にもっとこうしておけばよかったことがあるか、との問いには「自分磨きをして、もっと人間的に豊かになりたかった」と回答した投稿者。

今の生活での不満については「差し引かれる税金が多い事」とコメント。

いっぽうで「家庭菜園やガーデニングで植物と触れあうことで、植物からエネルギーをもらえる」と今の生活の楽しみも教えてくれました。

※本文カッコ内の回答者コメントは原文に準拠しています
※エピソードは投稿者の当時のものです。現在とはサービスや金額などの情報が異なることがございます
※投稿エピソードのため、内容の正確性を保証するものではございません
(文:あるじゃん 編集部)

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