
理不尽なクレームで店舗スタッフが精神的なダメージを被るカスタマーハラスメント、いわゆるカスハラが原因で離職につながることもある。「私自身、何度か体験しました」と語る50代女性(サービス・販売・外食)は、昼時で店内の混雑がピークに達した際、
「注文商品の提供が遅くなってしまい、『申し訳ございませんお待たせしました』とテーブルに置くと、大きな声で『おせーんだよ!いつも、この店はおせー。本部に電話するからな!』とか、『お冷持ってくるの遅い』だの、すべて自分中心」
と客に疲弊した経験を明かす。その結果「今の仕事を、辞めようと思っています」と決意をつづっている。(文:林加奈)
「手袋をはめずに商品を触ったのが気に入らない」と延々と怒鳴る
クレーマーは他の客から見ても見苦しい。「あるスーパーで若い女子がレジをしていて怒鳴り続けている男性がいました」と振り返るのは、滋賀県の60代女性。
|
|
「購入した食品は箱に入ってる1個だけなのですが、手袋をはめずに商品を触ったのが気に入らないというようなことを延々と怒鳴っていました。交換しようとしてもあんたが触ったから嫌だとか。店長が出てきて本人が商品を取りに行って交換してました。もうめちゃくちゃのクレーマーだと思いました」
と、呆れたクレーマーを振り返った。
2025年4月1日より、「東京都カスタマ―ハラスメント防止条例」が施行される。カスハラ問題が社会問題化している今、東京都内だけでなく社会全体でカスハラが減少していくことを期待したい。
※キャリコネニュースでは「あなたが目撃した衝撃クレーマー」をテーマにアンケートを行っています。回答はこちらから。https://questant.jp/q/BNPYRIJ9