岸辺露伴(高橋一生)=映画『岸辺露伴は動かない 懺悔室』(5月23日公開)(C)2025「岸辺露伴は動かない 懺悔室」製作委員会 (C)LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社 映画『岸辺露伴は動かない 懺悔室』(5月23日公開)のキャラクタービジュアルが新たに解禁となった。美しい教会の中で佇むのは、人の心や記憶を本にして読み、さらに命令を書き込むこともできる特殊能力"ヘブンズ・ドアー"を操る人気漫画家・岸辺露伴(高橋一生)。「ヴェネツィアは美しいだけじゃない、あちこちに死の影が落ちている」というせりふと共に、好奇心と警戒心が交錯した表情に注目だ。
【画像】そのほかのキャラクタービジュアル そのほか、「先生!すっごい良いニュースです!」と相変わらずの天真爛漫さで、鮮やかなピンクのコートをバッチリ着こなす露伴の担当編集・泉京香(飯豊まりえ)。「お願いです、聞いてください。私の犯した罪を…」と懺悔(ざんげ)する謎の男・田宮(井浦新)は、薄暗いヴェネツィアの風景の中、深い憂いを湛えた眼差しでこちらを見つめている。彼の告白が残酷な物語の扉を開くこととなる。
仮面に囲まれた荘厳な空間のなか、儚げな表情でうつむき、「呪い…って何だと思います?逆に、幸運は?」と問いかける仮面職人のマリア(玉城ティナ)。田宮の告白する恐怖の物語の鍵を握り、「俺は今…暗い海よりも深い『絶望』の中にいる…」とつぶやきながら、みすぼらしい恰好で怨念の眼差しを向ける浮浪者・ソトバ(戸次重幸)。
ソトバとの運命的な出会いにより、不可思議な"幸運"の呪いに囚われることになった男・水尾(大東駿介)が人生の岐路となる瞬間に「やったッ、やったぞッ!キャッチできたぞッ!やったッ!」と涙ながらに歓喜の声を上げる姿など、物語の核心に深く関わる印象的な台詞と場面が切り取られたビジュアルに仕上がっている。
本作は、荒木飛呂彦の人気漫画『ジョジョの奇妙な冒険』から生まれたスピンオフ『岸辺露伴は動かない』シリーズの人気エピソードを、“全編ヴェネツィアロケ”を敢行して映画化。漫画家・岸辺露伴はヴェネツィアの教会で、仮面を被った男の恐ろしい懺悔を聞くことから始まる物語。
それは誤って浮浪者を殺したことでかけられた「幸せの絶頂の時に“絶望”を味わう」呪いの告白だった。幸福から必死に逃れようと生きてきた男は、ある日無邪気に遊ぶ娘を見て「心からの幸せ」を感じてしまう。その瞬間、死んだ筈の浮浪者が現れ、ポップコーンを使った試練に挑まされる。
「ポップコーンを投げて3回続けて口でキャッチできたら俺の呪いは消える。しかし失敗したら最大の絶望を受け入れろ…」。奇妙な告白にのめりこむ露伴は、相手を本にして人の記憶や体験を読むことができる特殊能力を使ってしまう…。やがて自身にも「幸福になる呪い」が襲いかかっている事に気付く。