英国のヘンリー王子(40)が、自身が共同設立した慈善団体「サンタバリー」のパトロン職を辞任後、同団体の理事長から「大規模な嫌がらせといじめを受けた」と告発された。王子は、アフリカ南部レソトのセーイソ王子(58)と共に2006年にエイズと貧困問題に取り組むことを目的に「サンタバリー」を設立。しかし、最近になって団体内で内紛が起き、ソフィー・チャンダウカ理事長との関係が「修復可能なほど崩壊し、耐え難い状況を生み出したことは悲惨だ」として、3月25日に王子2人が電撃辞任を発表した。
チャンダウカ理事は30日に放送された英スカイニュースとのインタビューで、自身や周囲に知らせることなく、外界に有害なニュースを公表することを許可したと王子を非難。「あの攻撃が、私やサンタバリーに所属する540人と人々とその家族に何をもたらしたか想像できますか?これは大規模な嫌がらせといじめの一例です」と話した。また、同団体での嫌がらせと女性蔑視に関する調査の隠蔽にヘンリー王子が関与していたとも主張し、「この組織にとって最大のリスクは、主要パトロンのブランドの有害性だった」と述べた。
インタビューでは、王子の妻メーガン妃(43)についても言及。2024年に行われた毎年恒例の資金集めのためのポロチャリティマッチで、王子がネットフリックスのカメラクルーの同行を要求したことが原因で費用がかさみ、当初予定していた会場から別の場所に変更を余技なくされたとコメント。さらに女子テニス界のスター選手セリーナ・ウィリアムズと共に登場したメーガン妃について、「公爵夫人は出席することを決めていたが、出席しないと私たちに伝え、とても有名な友人を連れてきた」と土壇場での妃の言動による混乱があったことも暴露した。
舞台の上に人が多すぎて振り付けが上手くいかなかったなどと述べ、妃が混乱を招いたと非難。そのことに関してヘンリー王子からメーガン妃を擁護するよう求められたが、拒否したことなども明かした。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)
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