
ダイヤル式電話の意外な欠点がSNS上で大きな注目を集めている。
「今、NTTから家の電話に電話がかかってきて、未納料金があって本日中に電話を止めるから『1を押せ』というんだけど、どうしたらいいのかわからず……とりあえず、1を回してみたところ何も起こらず……」
と自身のエピソードを紹介したのはフリーライターの西村まさゆきさん(@tokyo26)。
そう、当たり前のことだがダイヤルをジーコジーコと回すダイヤル式電話だと、プッシュ式電話やスマホのようにトーン信号を発信することができないのだ。今回はNTTを騙った詐欺電話だったようなので問題なかったが、昭和のダイヤル式電話ではもはや現代のデジタル社会に対応できないことが露見した。
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西村さんにお話を聞いた。
ーーその後、業者側の反応は?
西村:反応は特にございませんでした。
ーーダイヤル式だとトーン発信できないという当たり前のことにあらためて気付かされました。
西村:本当にトーン発信が必要な場合は、スマホを使っています。この黒電話はほぼ受信用として使っています。黒電話から電話をかけることはあまりないので、使用していて困ること、不便なことは特にないです。
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ーー投稿に大きな反響がありました。
西村:いいね!した人は、ぜひ本を買ってください!よろしくお願いいたします。
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SNSユーザー達から
「NTTを騙る詐欺ですなぁ 今、総務省を騙り『通信が止まる』という電話もあるようなのでお気をつけてくださいませ PB信号が出ない黒電話は この手の詐欺対策として最強ですねw」
「ダイヤル回線のほうが、プッシュホン回線より数百円安かった記憶あるな。停電になっても使えるので、固定回線+黒電話て災害のときには最強だったり。」
「ウチのばあちゃんは#を押してくださいって言われて『無いわ!』ってキレてた」
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など数々の驚きの声が寄せられた今回の投稿。読者のみなさんは最近、ダイヤル式電話を利用する機会はあるだろうか?
なお今回の話題を提供してくれた西村さんは近年『地図でめぐる日本の県境120』(イカロス出版)、『そうだったのか!都道府県名の由来ずかん』(ほるぷ出版)など地理に関する著作を多く発表。いずれも子供から大人まで楽しめる内容なので、ご興味ある方はぜひチェックしていただきたい。
(まいどなニュース特約・中将 タカノリ)