米カリフォルニア州ロサンゼルスの高速道路を走る車(AFP時事)(資料) 【ニューヨーク時事】日本の自動車メーカー6社が1日発表した2025年1〜3月期の米新車販売台数は、いずれも前年同期比でプラスとなり、合計で4.5%増の約150万台だった。トランプ米大統領の高関税政策をにらみ、駆け込みで購入する客が多かったもようだ。
トヨタ自動車は0.9%増の57万269台。メキシコで生産しているピックアップトラック「タコマ」については「関税を意識して購入を検討する顧客もいた」(広報)とみられ、3倍近い5万9825台に急増した。主力のスポーツ用多目的車(SUV)「RAV4」は7.5%減の11万5402台だった。
ホンダは5.3%増の35万1577台。メキシコで製造しているSUVの「HR―V」が7.6%増の4万944台と伸びた。売れ筋のSUV「CR―V」は8.7%増の10万3325台。日産自動車は低価格帯の車種の売れ行きが好調で、5.7%増の26万7085台だった。
SUBARUは9.1%増の16万6957台、マツダは10.2%増の11万316台、三菱自動車は11.4%増の3万1637台だった。
首位の米ゼネラル・モーターズ(GM)は16.7%増の69万3363台。