退職代行サービス「モームリ」は2025年4月1日、公式X(旧Twitter)を通じて、同日に134名から退職代行の申し込みがあったことを明らかにしました。驚くべきは、そのうち5名が新卒社員だったという点です。
例年、4月1日は多くの企業で入社式が行われる、社会人としての第一歩ともいえる日。それにも関わらず、入社初日に退職を決意し、退職代行を利用するという事態は、現代の労働環境や新卒採用の課題を浮き彫りにしています。
モームリは投稿内で、新卒社員から寄せられた退職理由も公表しました。内容は以下の通り。
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・社長が入社式の最中に新卒社員ともめて、みんなの前で怒鳴ったことに加え、廊下に出して「なめてんのか」と説教。(女性・事務関連)
・入職前の研修がありマナーやコミュニケーションなどの5時間ほどの研修で講師の方の脅しのような言葉、看護学生と社会人は違うとの言葉があり自信を無くしてしまった。(男性・医療関連)
・実際の業務を想像するだけで、すごく吐き気と鬱のような状態となり、働ける状態にないため。(男性・教育関連)
・思っていた接客業務と違い、やりがいを感じる機会がないと感じた。(女性・飲食業)
・心身ともに不調に陥り、この状態では正社員として働くことが困難になってしまったため。(女性・事務関連)
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理由はさまざまではありますが、いずれも背景には、「入社前に聞いていた話と現実のギャップ」や「企業文化との不一致」があるようです。こうした理想と現実のギャップが、入社直後に最も多い退職理由とのことでした。
モームリはこの日の午前の投稿でも、「去年の新卒・入社式後の退職理由」として、過去に寄せられたいくつかの事例を紹介。
「社訓をひたすら叫んだり、何回もテストをされ指摘される合宿をさせられた」、「仕事が分からず聞こうとしたら自分で考えろと言われ、今度は自分なりに考えていたら仕事が分からないなら聞けと言われた」といった理由が挙げられており、旧態的な社内風土が受け入れられない傾向が強いように感じます。
もちろんこれらはあくまで退職代行利用者の言い分なので、一概に会社側が悪いとは断言できませんが、新卒社員に対して今まで以上に真摯に、かつ丁寧に向き合う必要があると言えそうです。
<参考・引用>
退職代行モームリ(@momuri0201)
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(山口弘剛)
Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By 山口 弘剛 | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2025040205.html
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