押見修造が佐川恭一短編集の装画を担当、「自分の分身を読んでいるよう」とコメントも

小説家・佐川恭一による短編集「人間的教育」の装画を押見修造が手がけた。太田出版のQuick Japanが新たに立ち上げた文芸書レーベル・QJ Novelsの第1弾タイトルとして、6月3日に刊行される。

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「人間的教育」は「労働」をテーマに、単行本未収録作や未発表作の計8編を収録。「受験王死す」「最高の夏」「ナニワ最狂伝説ねずみちゃん」「ジモン」「職、絶ゆ」「ターシルオカンポ」「万年主任☆マドギュワ！」「はじめての土地」と、樋口恭介による解説「たとえば僕らがまだ、競争と勝利に取り憑かれているなら」が収められている。装画を手がけた押見は「自分の分身を読んでいるような、生きることを肯定されるような感覚になった」とコメントした。

なお「人間的教育」は一般書店では販売されない、太田出版のQJストアおよび直取引限定流通書籍。QJストアではサイン本が数量限定で販売されている。