慈善団体パトロンを辞退のヘンリー王子、理事長に「不快な」メッセージを送ったと告発され心を痛める

　亡き母ダイアナ妃を偲び、レソト王室のセーイソ王子とともに立ち上げた慈善団体サンタバリーのパトロン辞任を発表したヘンリー王子。内部紛争が取り沙汰される中、理事長が、王子から「不快な」メッセージを送りつけられたと告発したことを受け、酷く心を痛めているそうだ。

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　慈善団体サンタバリーは、ヘンリー王子とセーイソ王子が、それぞれの亡き母ダイアナ妃とマモハト王妃を偲んで2006年に設立。以来貧困やエイズ問題に取り組んできたが、ここに来て、2023年7月に就任した理事長ソフィー・チャンダウカと理事の間で対立が勃発。これを受け、現地時間3月26日にパトロン辞任を発表し、理事会側を支持する旨を明らかにした。

　しかしPeopleによると、チャンダウカは、サンタバリー内に権力乱用や違法行為、不始末、いじめ、ハラスメント、女性嫌悪、黒人女性に対する嫌悪などの問題があったと告発。さらに、昨年行われた同団体主催のチャリティポロマッチの後、王子の妻メーガン妃とチャンダウカの間に不和があるという噂が取り沙汰されると、王子から「不快」で「横柄」なメッセージを送りつけられたと主張しているそうだ。

　昨年のチャリティポロマッチでは、表彰台でトロフィーを手渡す際、王子の隣に立とうとしたチャンダウカをメーガン妃が阻止するかのように見える、ぎこちない場面がキャッチされ、注目を集めた。The Telegraphによると、王子は自分のチームを通じてチャンダウカに連絡を取り、妃との間に緊張関係があるという噂を否定する声明を出すよう依頼。彼女が断わると、ダイレクトメッセージを送りつけ、「自らの口で説明」するよう要求したという。

　DailyMailによると、チャンダウカの発言を受け、ヘンリー王子が非常にショックを受けていると、学生時代からの友人がコメント。「彼は自分が言われていることに対し、動揺し、傷ついています。指を1本切り落とされたかのように感じています。彼は、母親を亡くした記憶がまだ生々しい時期に、学友とともにサンタバリーを立ち上げました。彼は今、自分が言われていることや告発されていることに、完全にショックを受けています」と明かしたそうだ。