俳優の北川景子さんが、娘ちゃんのために作ったトートバッグ。これを革職人が再現する様子がYouTubeに投稿されました。動画は、記事執筆時点で約6万回再生されています。
投稿したのは、兄弟で革職人を営む「新進工房」の公式YouTubeチャンネル。以前には、衣料品チェーン「ファッションセンターしまむら」とインフルエンサーのMUMUさんのコラボ商品であるバッグ福袋を開封し、革職人の視点からその中身を解説・評価する様子が話題になりました。
今回は、北川さんが2025年3月9日にXに投稿した手作りのトートバッグに着目。4歳の娘ちゃんが好きな赤色の生地を使い、フリルやリボンをあしらったお手製のバッグは、そのかわいさや精巧な出来栄えが大きな反響を呼んでいました。そこで、新進工房さんは「革での作り方を教えたい!」という思いで、このバッグを再現することにしたそうです。
新進工房さんによると、北川さんのバッグの底にあるチェック柄部分は、おそらく「ファミリア」の生地で作っているとのこと。しかし、バッグを再現する上でここだけ生地にすると強度が弱くなってしまうため、底部分だけ少しデザインを変えることにしました。
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バッグ作りに使うのは「型押しレザー(牛革)」。実際に4歳のお子さんが使うことを意識しながら、軽さや大きさを考慮して作っていきます。革は天然もので傷がついている場合があるため、あらかじめ全体をチェックしてから事前に作った型紙をのせて裁断。先に大きいパーツから抜いていくことがおすすめだそうです。
また、革には背中側とおなか側があり、バッグの胴体を裁断するときは、繊維が緩いおなか側ではなく、しっかりしている背中側を使う方が丈夫で長持ちするバッグになるとも教えてくれました。
全てのパーツの裁断を終えたら、今度は専用の機械を使って革を薄くする作業を行っていきます。元は1.5センチの厚みがありましたが、重たくなってしまうので1.1センチぐらいまで薄くするとのこと。縫い目を入れる部分はさらに薄くしていきます。
再現する上で、一番難関なポイントとなってくるのはリボン。革でそのままリボンを作るとのっぺりした印象になってしまうため、「ネン」という機械や「コバ液」を使い、立体感と高級感を出しました。
できたリボンは装飾する場所に仮止めと目打ちをしてから、ミシンで縫った後に手で留めていきます。留め終えたら、薄くした革の裏面に芯材を貼るのがコツ。このひと手間を加えることで、丈夫で長持ちするバッグになるのだとか。
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パーツを縫い合わせて胴部分ができたらハンドルを取り付け、そしてバッグの底に使われていたものと似たチェック柄の生地を裏地に貼ります。
すると、革で再現したトートバッグがついに完成。北川さんが作ったトートバッグのデザインを細かく再現しつつ、アレンジを加えて強度をグレードアップした仕上がりになりました。
革職人が本気で作ったバッグに、コメント欄では「ガチでやばい 本気出し過ぎww」「素敵ですね」「職人技すごいです」「めっちゃハイレベル」「可愛すぎて心を奪われました」「これ欲しいです」「すごく参考になりました」といった賛辞の声が寄せられています。
YouTubeチャンネル「新進工房」では、革職人の視点から有名ブランドの革製品を解説する動画や仕事の裏側を映した動画を多数公開中。また、オンラインショップで製品を販売しているほか、XとInstagramも更新しています。
動画提供:YouTubeチャンネル「新進工房【8月1日にSENNYUに改名します】」
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