
観光船に乗って、江戸時代から続く伝統漁法で鯛を追い込む様子を見学する、瀬戸内海の初夏の風物詩「鞆の浦観光鯛網」が今年もやってくる。
福山駅から南へ14kmの瀬戸内海沿岸のほぼ中央に位置する、広島県福山市の「鞆の浦(とものうら)」。江戸時代には北前船の寄港地としても栄え、朝鮮通信使も幕府の慶賀などのために度々寄港するなど、国内外との交易で栄え、歴史に名高い旧跡や遺構も多く残されている。日本遺産にも認定された景勝地で、最近では、映画のロケ地や演歌の舞台となるなど、注目を集めている。
港町としても知られる「鞆の浦」は、400年前の江戸時代から「鯛しばり網漁法」が行われていた。初夏に産卵のため瀬戸内海に集まった鯛の群れを、6隻の船団で取り囲み、親船2隻がひく、長さ約1500m幅約100mの袋網に誘い込んだ後、網の入り口を交差させ、しぼり上げるように包囲して捕獲する網漁法。
そして、1923年にその「鯛しばり網漁法」を観光船に乗って間近で見物ができる第1回「鯛網」が挙行されて、現在まで続いている。
今年の「鞆の浦観光鯛網」は、4月26日(土)・27日(日)・29日(火)・5月3日(土)〜6日(火)の7日間開催する。仙酔島桟橋から乗船して、所要時間は約1時間15分。鯛を取るさまを船上から見ることができる。時間は11時〜(全日1回のみ)。
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観覧料は、前売り券が大人(高校生以上)3000円、小・中学生1000円で、当日券が大人(高校生以上)3300円、小・中学生1300円(税込み)。
現在、チケット販売中。前売り券は全国のコンビニエンスストア(ローソン、ファミリーマート、セブン-イレブン)、福山駅観光案内所で購入できる。なお、4月開催分は4月24日(木)まで、5月開催分は5月1日(木)までの販売となる。