
「白露(はくろ)」くんと「虎(とら)」くん、ふたりの元保護猫と飼い主のXユーザー・寿々さん(@hakutorajuju)との出会いは、それぞれ違った形で訪れました。車の下で保護された白露くん、そして里親サイトで運命的に見つけた虎くん。どちらも偶然のようでいて、必然のような出会いだったのです。
小さな命との出会いと保護までの道のり
白露くんとの出会いは、2022年8月のこと。寿々さんのお兄さんがそのご縁をつかんだといいます。従兄弟の奥さんが「車の下に子猫がいた」と知人から連絡を受けたのです。お兄さんは、その子猫の写真を見た瞬間、迷うことなくお迎えを決意しました。当時、白露くんは生後2カ月ほど。白露くんは、「はーちゃん」という愛称で呼ばれることになりました。
一方、虎くんとの出会いは、2022年11月に訪れました。寿々さんが里親サイトを見ているとき、ふと目に留まったのが虎くんだったといいます。どこか猪のような顔つきをした生後3カ月ほどの子猫。その独特な表情に惹かれたそうです。
「まわりからはぶさ猫、人面猫などと言われましたが、私はとてもかわいいと思ったんです。お迎えしてからは、当初よりイケニャンになったと思っています」
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同じ年に出会い、家族になったふたり。その後、はーちゃんは実家で、虎くんは寿々さんの家で暮らすようになりました。
新しい生活と、忘れられないエピソード
はーちゃんは、お迎え後も特に苦労することはなく、すぐに家族に馴染みました。
「兄によると、特に大変だったことはなかったそうです。今では、家族みんなに癒やしを与えてくれる存在になっています」
一方、虎くんは、最初からそう簡単にはいきませんでした。家に来た初日はトイレに引きこもり、目が合うたびにシャーシャーと威嚇。ケージからの脱走を試み、捕まえようとした寿々さん夫婦の手を引っかいて負傷させるほどでした。
「ただ、2日目の夜にはへそ天で爆睡。肝が据わっているなと思いましたが、基本的にはビビりです。今でも来客があると押入れに駆け込んで、隅っこで固まっています」
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また、虎くんは生後3カ月にして大きな体格を誇り、動物病院では「3カ月のときに6カ月くらい、生後6カ月のときには1歳くらいの大きさ」と言われたほど。今では立派な“ビッグにゃんこ”に成長しました。
はーちゃんと虎くんがくれた変化
ふたりを迎えたことで、寿々さんの実家は、すっかり猫中心の生活を送るようになりました。
「実家も我が家も、みんなが猫たちに癒やされています。外出しているときも心配で、何度も家に設置した見守りカメラをチェックしてしまうほどです」
初めは、どうぶつと暮らすことの大変さを感じることもあったといいます。しかし、今ではそれが当たり前になり、猫たちはかけがえのない家族の一員になりました。
はーちゃんと虎くん、それぞれの性格も個性豊かです。
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「兄によると、はーちゃんはツンデレ。2秒ほどスリスリしたかと思うと、猛ダッシュで逃げていきます」
一方、虎くんは甘えん坊でありながら、短気なところもあるようです。
「抱っこしてほしくて飛びかかってきますし、膝にのって『お尻トントンして』とアピールしてくるんです。でも、途中で手を止めると怒って甘噛みしてきます(笑)。へそを曲げるとしばらく機嫌が直らないことも。忘れたころにガブリとくることもあります。お客さんが来たときは、すぐに隠れて出てきません」
ふたりと歩む、これからの幸せな日々
今、はーちゃんと虎くんは、寿々さん家族にとってかけがえのない存在となっています。
「はーちゃんがいてくれることで、兄や家族は家に帰るのが楽しみになっています。もし、はーちゃんがいなくなってしまったら、その楽しみはきっとなくなってしまうでしょう」
そして、虎くんもまた寿々さん家族にとって癒やしを与えてくれる存在になりました。
「これからも毎日、楽しく長生きしてほしい。そして、この家でよかったと思ってもらえたらうれしいです」
(まいどなニュース特約・梨木 香奈)