オールバーズが最新シューズ「ムーンショットゼロ」を発表 二酸化炭素換算排出量0kgを世界で初めて達成

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2025年04月03日 13:11  Fashionsnap.com

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 「オールバーズ(Allbirds)」が、世界初のネット・ゼロカーボン・シューズ「ムーンショットゼロ(M0.0NSHOT Zero)」を世界500足限定で発売する。国内では、4月5日から、オールバーズ丸の内店で75足限定で取り扱う。発売を前に、同店ではメディア関係者向けに発表会が開催。ゴールドウインのオールバーズ事業部部長を務める西田幸平氏が登壇し、今後の展望を明らかにした。

 ムーンショットゼロは、オールバーズが長年にわたって掲げてきた「カーボンフットプリントゼロ」を実現したモデル。素材選定から製造、輸送に至るまでの全工程を見直し、二酸化炭素換算排出量0kgを世界で初めて達成した。

 アッパーには、ニュージーランドの牧場「レイク・ハウェア・ステーション」で再生型農業を用いて生産されたメリノウールを使用。インソールを取り払い、靴下のようなミニマルなデザインのニットシューズに仕上げた。ソールには、同ブランドが2018年に開発した、カーボンネガティブなサトウキビ由来のグリーンEVAを使用したミッドソールフォーム「SweetFoam®」を採用。アッパーにあしらった「0・0」のスマイルロゴには、メタンから生成されたバイオプラスチックを使用した。パッケージは、サトウキビを原料としたポリエチレンで、輸送時の重量とスペースを軽減。輸送方法は、バイオ燃料での海上輸送を採用し、二酸化炭素の排出量を最小限に留めた。カラーはナチュラルブラック(Natural Black)とサニーマリーゴールド(Sunny Marigold)の2色を展開し、サイズは24〜29cmを揃える。価格は3万5200円。
 なお、同アイテムはすでにニューヨーク、ロンドン、ドバイ、ソウルの4都市で発売しており、いずれの都市でも発売日には行列ができる人気ぶりだったという。この反響について西田氏は「しっかりとスポットライトを当てられた」と振り返り、「オールバーズは、2030年までに全製品の平均カーボンフットプリントを0にすることを目標に掲げている。そのスタートラインとして、ムーンショットは今後のプロダクト開発におけるDNAとなる。名前の通り“月に行く”ような、既存のアイテムラインナップからは突き抜けた性能を持つプロダクトだが、それこそがオールバーズが目指す次の星になるので、他のプロダクトも同じ方向に向かって開発を進める」とコメントした。
 オールバーズは、2024年6月にゴールドウインと独占販売契約を締結。それに伴う今後の展望について、西田氏は「初年度は、オールバーズジャパンで実践してきたことをどれだけゴールウインの中で再現できるのかを模索してきた。2年目となる今年からは、ゴールドウインが持つアセットを活用し、オールバーズジャパン時代にはできなかったことに力を入れていく。具体的には、ゴールドウインの他の直営店での展開や、ポップアップを通じた新店舗の検討、卸先との取り組みの強化。ムーショットゼロというマイルストーンになるプロダクトを携えて、既存顧客の期待に応えることはもちろん、新規顧客へのアピールに積極的に力を入れていきたい」と見通しを明らかにした。

 オールバーズでは、同ブランドが掲げる「ビジネスの力で気候変動を逆転させる」というヴィジョンを実現するため、これまでに開発を通して得た知見やプロセスをオープンソース化。プロダクト開発までの道のりを示したツールキット「Recipe B0.0K」を公開するなど、ファッション業界全体における温室効果ガスの削減に向けて、歩みを進めている。

■ムーンショットゼロ発売日:2025年4月5日(土)取扱店舗:Allbirds 丸の内店

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