写真 ファッションブランド「オート(AUXTE.)」を手掛ける吉本慎吾が、新ブランド「ファウンデーション オブ ビュー(Foundation of view)」を2025年秋冬シーズンに始動する。
吉本は、大阪の復職専門学校を卒業した後、アパレル企業数社でメンズ・ウィメンズデザイナーを務め、「エカム(EKAM)」でデザイナー 三木勘也に師事。「ドレスキャンプ(DRESSCAMP)」のデザイナーとして経験を積み、2016年に「オート」を立ち上げた。「オート」では品質を追求したドレッシーなウィメンズアイテムを展開しているが、同ブランドでアプローチできていないカジュアルなデイリーウェアに挑戦したいと考え、「ファウンデーション オブ ビュー」の立ち上げを決めたという。
ブランド名は「考え方の基礎」という意味の英語で、そのままブランドコンセプトにも採用している。「オーセンティックなものでも少し視点を変えたり、細部を工夫することによって全く新しいものを作り出すことができる」という吉本の思考が込められており、裏原カルチャーやアントワープ王立芸術アカデミー卒業デザイナーのクリエイションなど、吉本が青春時代に影響を受けた人や物のエッセンスを取り入れたアイテムを展開していく。
デビューシーズンとなる2025年秋冬コレクションのテーマは「ベルソー(Verso)」。裏側、反対側といった意味のラテン語で、「オートの裏側」といった意味も込められている。ワークウェアから着想し、オーセンティックながらディテールで捻りを加えたカバーオールやカジュアルシャツ、ニット、パファージャケットなど全15型をラインナップする。
価格帯はアウターで8万〜8万5000円、シャツやニットなどのトップス類で3〜5万円、Tシャツで1万5000〜2万円、パンツで4万円前後。「オート」と比べて全体的に3割ほど安価となる。
今後は自社ECの立ち上げも視野に入れながら、まずは卸で取引先拡大を目指す。全国の各主要都市に卸先を設けることが直近の目標だ。「ランウェイショーなど派手なことをしたい考えはない。市場にフィットしつつ、個性を出せるようなアイテムを継続的に提案していきたい」と吉本は意気込みを語った。