三菱商事、３年で４兆円投資＝純利益１．２兆円へ―新経営戦略

　三菱商事は３日、２０２７年度までの３年間の新たな経営戦略を発表した。期間中に更新投資１兆円を含む４兆円以上の投資を実施。連結純利益を２４年度比で２５００億円押し上げ、１．２兆円規模とする。自己資本利益率は１２％以上に高める。２５年度に１兆円の自社株買いを実施する方針も表明した。

　変化の激しい事業環境を踏まえ、重点分野は定めず、柔軟に事業構造の見直しを進める。３日記者会見した中西勝也社長は「チャレンジングな目標水準だが、当社ならではの総合力を原動力として推進することで達成可能だ」と述べた。