ウィゴーが5期ぶり黒字転換 オンワードHD完全子会社化から半年、年商500億円達成目指す

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2025年04月03日 19:51  Fashionsnap.com

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 オンワードホールディングス(以下、オンワードHD)が、2024年に完全子会社化した「ウィゴー(WEGO)」事業において、5期ぶりの営業黒字化を達成したと発表した。端境期の商品企画や販売施策の精度が向上したことなどが寄与し、売上高128億円、営業利益1億2000万円で着地した。

 オンワードHDは、両者の強みを掛け合わせることによる事業拡大を目的として2023年5月にウィゴーと資本業務提携。ウィゴーの株を20.27%保有して持分法適用関連会社化し、同提携を通じてウィゴーの事業再生を進めた。2024年9月にはウィゴーの残り株式79.73%を取得し、完全子会社化。今回発表された2025年2月期が子会社化後初の通期決算だった。
 現在の事業全体の売上高は128億円(10月から5ヶ月間の数字)だが、オンワードHDは中長期のヴィジョンとして国内400億円、海外100億円、合計500億円の売上高達成を目標に掲げる。国内では都心店、郊外店それぞれの特性に合わせた商品展開、プロモーションを実行。オンワードグループが培ってきたノウハウを活かしてEC化率30%を目指す。海外では、中国マーケットにおいて「推し活」を成長の軸に位置付け、ECとポップアップを中心に展開を進める。
 オンワードHDの保元道宣社長は、「現在のウィゴーの中心顧客はティーン世代だが、店舗のロケーションなどを工夫することで顧客層の幅を広げられると見ている。グローバルとの親和性も高く、まだまだ成長の余地は大きい」と期待を寄せた。
オンワードHD 25年2月期は増収減益
 オンワードHD 2025年2月期は、売上高で前期比9.9%増の2084億円、営業利益で同9.8%減の102億円、当期純利益で同28.8%増の85億円を記録。「23区」「自由区」「アンフィーロ(UNFILO)」などのブランド事業が好調に推移し増収となった一方で、気候変動への対応に課題が残り、計画を下回った。営業利益では、コロナ禍からの回復期に増加した旧年品在庫高の調整を進めたことなどから、粗利率が前期比で1.3%低下。これが利益を圧迫し、減益で着地した。
 2026年2月期では、主要ブランドの新規出店などを通して成長を加速させ、売上高で前期比10.4%増の2300億円、営業利益で同13.3%増の115億円、当期純利益で同17.4%増の100億円を見込んでいる。

■オンワードホールディングス 2025年2月期実績売上高:2084億円(前期比9.9%増)営業利益:102億円(同9.8%減)当期純利益:85億円(同28.8%増)

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