ワールドが25年2月期通期決算を発表、アパレルが苦戦するもプラットフォーム事業が伸長

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2025年04月03日 20:11  Fashionsnap.com

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 ワールドが、2025年2月期通期決算(2024年3月〜2025年2月)を発表した。売上収益は前年同期比1%増の2256億5800万円で、当期利益は同35%増の111億500万円となった。

 現在同社は国内アパレル事業を中心とするブランド事業、リユースやDX支援などを行うデジタル事業、OEMや店舗運営代行などを行うプラットフォーム事業の3セグメントで構成されている。2025年2月期のセグメント別動向では、ブランド事業が季節需要の対応不備などの要因で失速が目立った一方、生活雑貨系を中心とするライフスタイルブランドが堅調に推移。非アパレル領域が好調だったが、全体として売上収益は前年比横ばいの1988億9300万円となった。
 デジタル事業では、ファッションリユースの「ラグタグ(RAGTAG)」や「アールティー(rt)」など中古モード領域の拡大が続き、低価格業態の「ユーズボウル(usebowl)」も黒字化が見えてきたとしている。ラグタグは今後投資にアクセルを踏み、海外を含め出店を加速する。またラクサス・テクノロジーズの上場に伴う連結除外の影響で売上・利益に一時的な減少があるものの、主力のサーキュラー事業やECを含むB2Cが伸長。売上収益は前年比10%増の325億3600万円となった。
 プラットフォーム事業はB2Bを中心に成長しており、売上収益は前年比4%増の744億5200万円の微増だったものの、セグメント利益は同56%増と大幅に伸長した。OEM事業を主に手掛けるエムシーファッションとライフギアコーポレーションをグループ傘下に迎え、素材開発や海外生産を含めた多面的なシナジーを創出。国内縫製ではTSIソーイングをグループインし、国内生産能力を拡充することでアパレル需要に対応しつつ、外部取引先への「メイドインジャパン」の付加価値提供を目指す。
 デジタル事業とプラットフォーム事業の改善により、8割以上の売上構成比を担うアパレルの業績に左右されにくい事業構造に手応えを得たとしており、次期中期経営では既存店前年割れで苦戦が続いている国内アパレルブランドに対し、好調だったブランドのノウハウを共有することで、成長軌道乗せることを図るとしている。

■ワールド 2025年2月期(2024年2月〜2025年1月)業績売上収益:2256億5800万円(前年同期比1%増)当期利益:111億500万円(前年同期比35%増)※前期(2024年2月期)が決算期変更に伴う11ヵ月決算だったため、前年比は2024年2月期に2024年3月の実績値を加算した12ヵ月バージョンの参考値

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