バルセロナを率いるフリック監督 [写真]=Getty Images コパ・デル・レイ(スペイン国王杯)準決勝セカンドレグが2日に行われ、バルセロナはアトレティコ・マドリードを1−0で撃破。2戦合計スコアを5−4として、4シーズンぶりにファイナルの舞台に駒を進めた。試合後、ハンジ・フリック監督の喜びの声を、スペインメディア『ムンド・デポルティーボ』が伝えている。
試合の均衡は27分に破れる、敵陣中央右寄りの位置で顔を上げたスペイン代表FWラミン・ヤマルがスルーパスを送ると、抜け出したのは同代表FWフェラン・トーレス。ポーランド代表FWロベルト・レヴァンドフスキに代わってセンターフォワードの位置に入った快速アタッカーが、アルゼンチン代表GKフアン・ムッソとの1対1を落ち着いて仕留める。最終的には、フェランの公式戦4試合連続5点目が決勝弾となり、バルセロナがアトレティコ・マドリードを1−0で撃破。4年ぶりのコパ・デル・レイ優勝まで、あと一歩のところまで迫った。
これでバルセロナは、3月16日に行われたラ・リーガ第28節(○4−2)に続いて、アトレティコ・マドリードの本拠地『リヤド・エア・メトロポリターノ』で2連勝を達成。試合後、フリック監督は「この場所で2度勝利するのは決して簡単なことではないが、それを達成できたのは、選手たちのメンタリティーのおかげだ。彼らは若いにもかかわらず、非常に冷静だった。前半1点リードを保つために必要なことを、後半に見せてくれた」とコメントし、ファイナル進出のために必要不可欠だった選手たちの姿勢を称えた。
決勝ゴールを決めたフェランは、これで今季のコパ・デル・レイ得点ランキングトップタイに躍り出る大会5点目をゲット。チームにはレヴァンドフスキ、ヤマル、ブラジル代表FWハフィーニャと不動のトリデンテが君臨しているにもかかわらず、動き出しの巧みさと得点能力の高さを武器に活躍を続けている。そんな“4番目のアタッカー”について、フリック監督は「彼がプレーをしているのは、彼自身が存在価値をプレーで示してくれているからだ。いつも起用に応えてくれるね」と絶賛した。
また、現在チームは公式戦7連勝中で、昨年12月に行われたラ・リーガ第18節アトレティコ・マドリード戦(●1−2)を最後に公式戦での黒星がない。以降、公式戦では21試合を消化しているが、引き分けの数も3つのみ。2025年に入ってからは公式戦18戦3分と無敗を維持しており、スーペルコパ・デ・エスパーニャのタイトルも掲げるなど、最高の状態でシーズンを過ごしている。
フリック監督は「クリスマス休暇のあと、我々は大きく成長したと思う。選手たちは、チームとして自分たちのやるべきことを理解してくれた」と好調の“転機”を明かすと、「何度も口にしていることだが、このチームは11人だけで構成されているわけではない。成功を掴むためには、選手たち1人1人がこの意識を持っていることが大事なんだ」と、意識の面でもポジティブな手応えを得られていると話した。
4月26日に行われるコパ・デル・レイ決勝の相手はレアル・マドリードに決定。5月11日に控えるラ・リーガ第35節の対戦に先立ち、今季3度目のエル・クラシコが開催されることが決まった。だが、現時点でフリック監督は決勝のことを考えていないという。次のように言葉を続け、過密日程のなか、目の前の1試合1試合のことを考えていると主張した。
「これらは選手にも伝えたことだが、コパの決勝について考える前に、集中しなければならない試合がいくつもある。決勝でエル・クラシコを戦うのは素晴らしいことだと思うが、今の我々にとって、そんなことは重要ではないんだ。我々はバルサであり、常にタイトルを獲得するためにプレーしている。そして、タイトルを獲ることが決して簡単ではないことも知っている。夢を見ることは自由だが、我々は前の前の試合に集中しなければならない」
【ハイライト動画】バルサがアトレティコ撃破!コパ決勝進出