「ざまあみろ!」面接の対応がひどすぎた会社、数年後に吸収合併されてしまう ある氷河期世代の回想

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2025年04月04日 06:20  キャリコネニュース

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バブル崩壊後の1990年〜2000年代は就職難で、有名大学の学生もずいぶん辛酸をなめた。投稿を寄せた50代男性(営業/年収600万円)もこれまでかなり苦労したようだ。

「多くの学生は数少ない採用枠を奪い合う時代、いわゆる『就職氷河期時代』でした」

と当時受けた面接を振り返った。(文:天音琴葉)

やる気なしの面接官たち「天井を見上げる、テーブルに肘をつき……」

1971年から74年生まれは「第二次ベビーブーム世代」と言われ、団塊世代の次に人口が多かったことから就職だけでなく大学受験も厳しかった。

「大学入試の頃はバブル景気で受験者数は今の何倍だったのでしょうか? やっとの事で『受験戦争』を突破したらバブル崩壊……」

生まれた時代は選べないものだが、あと数年早かったらと思ったに違いない。そんな男性が受けたある採用面接でのこと。

「気合を入れて入室する自分に対して5人の面接担当者の雰囲気が対照的なのは瞬時に感じました」

面接担当者らはやる気がなかったということだろう。

「メインで問いかけをしてくる面接官以外は、椅子に浅く腰掛けお尻を前にずらし体勢は天井を見上げるほど、テーブルに肘をつき手元にある私についての資料にも見るふりはしているけど関心がないのはすぐにわかります」

当時は今と逆で新卒採用は買い手市場だった。こういう失礼な対応をする面接官は珍しくなかったようだ。

「受け答えのミスを誘い不採用になる事を納得させる既成事実を作るためのものだったのでしょう」

途中で女性社員が入室してきて、面接官たちの前にアイスコーヒーを出したという。すると自分たちだけ優雅にアイスコーヒーを飲みながら面接をしたそうだ。

「質問もひどいものでした。一通りの自己紹介、自己PR、志望理由を答えた後、『お父さんの出身校は? 学部は? どこの会社? 役職は?』。母親についても同じ質問」

さらに兄弟、姉妹についても「どこの大学? 学部は? 学科は?」と根掘り葉掘り聞かれたという。今ではこうした仕事の適性に関係のない質問は不適切だとされているが、当時はそうした認識がなかったようだ。

「採用に不利に思われる事を探り、また受け答えのミスを誘い不採用になる事を納得させる既成事実を作るためのものだったのでしょう」

結果、不採用だったという男性。だが数年後、むしろ採用されなくて良かったと思う出来事が起きた。

「その会社は債権放棄して弱体化したような会社に吸収されて消滅しました。ざまあみろ! ってところです」

一方で、この会社に大学の先輩が勤めていて、会社訪問の際に「遠くからよく来てくれたね」と出迎えてくれ、帰り際には「気を付けて帰ってね、教授によろしく」と見送ってくれたという。

「たった一人私の訪問を歓迎してくれていたあの社員の方のその後だけは今でも案じています」

30年ほど前の出来事だ。会社が吸収合併した時には大変な思いをしたかもしれないが、心根の優しい先輩だから、きっと良い人生を歩んでいることだろう。

※キャリコネニュースではアンケート「ムカついた面接」を実施しています。回答はこちらから https://questant.jp/q/6YW7APDF

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