決勝弾を挙げたエンソ・フェルナンデス(左)[写真]=Getty Images プレミアリーグ第30節が3日に行われ、チェルシーとトッテナムが対戦した。
ここまで29試合を消化したリーグ戦で14勝7分8敗を記録し、勝ち点「49」の暫定7位につけるチェルシー。今夏に招へいしたエンツォ・マレスカ監督の下で好調なスタートを切った同クラブは、前日に行われた複数試合の影響で一時的に順位を落としているものの、依然としてチャンピオンズリーグ出場圏内を争い続けている。対するアンジェ・ポステコグルー監督体制2年目のトッテナムは、チェルシーと対極に不安定な戦いを露呈しながらシーズン終盤へ突入。暫定14位とボトムハーフに沈んでおり、浮上のきっかけを掴めないまま“ロンドン・ダービー”を迎えた。
試合は開始から1分足らずでチェルシーがビッグチャンスを作り出す。自陣でのフリーキックでプレーが再開され、GKからパスを受けたトレヴォ・チャロバーが前線にロングフィード。最終ラインの背後に抜け出したニコラス・ジャクソンが胸トラップで収めると、ペナルティエリア内に侵入してシュートを放つ。トッテナムの守護神グリエルモ・ヴィカーリオに防がれたボールがN・ジャクソンに当たり、ミッキー・ファン・デ・フェンのクリアがまたもN・ジャクソンにディフレクトしつつ、ポストに跳ね返る形でチャンスを逃してしまった。
良い形でゲームに入ったチェルシーは7分にもトッテナムのゴールを脅かす。ポゼッションで相手を押し込みながらエンソ・フェルナンデスが左サイドに展開。テンポの良いパス交換からライン際のマルク・ククレジャにボールがわたり、左足でボックス内にクロスを送る。一度はクリアされたものの、こぼれ球をマロ・ギュストがダイレクトで一振り。強烈なミドルシュートを狙うが、わずかに枠の右へ外れてしまう。
44分にはチェルシーが決定機を創出。波状攻撃を仕掛けるなかでチャロバーが右サイドに配球し、ボールを持ったペドロ・ネトが得意のカットインから左足でクロスを蹴り入れる。大外で待つサンチョにつながり、完全にフリーの状況でシュート。だが、至近距離での一撃をGKヴィカーリオにセーブされてしまい、チェルシーが絶好機を仕留めきれなかった。
そんななか、攻勢を強めるホームチームが50分にスコアを動かす。敵陣左サイドでのインターセプトからショートカウンターに移行し、サンチョがペナルティエリア内にドリブル。複数の相手選手を引きつけながらバックパスを選択すると、ボールはククレジャを経由してもう一度左サイドのコール・パーマーへ。左足で入れたクロスにE・フェルナンデスが飛び込み、豪快なヘディングで先制弾をマークした。
その後、チェルシーは56分にフリーキックの流れからモイセス・カイセドがネットを揺らすが、VARの介入によりオフサイドと判断され得点は取り消しに。一方のトッテナムも、69分にパペ・マタル・サールのミドルシュートがGKロベルト・サンチェスの手を弾いてゴールイン。しかし、オンフィールドレビューによって主審は直前のボール奪取がサールのファウルと判定。逆にイエローカードが提示されてしまい、トッテナムの同点弾は認められなかった。
蹴局、そのまま試合は1−0で終了し、チェルシーが勝利。リーグ戦ではホーム5連勝を飾っている。次節は6日に行われ、チェルシーはアウェイでブレントフォードと対戦。トッテナムはホームでサウサンプトンと対戦する。
【スコア】
チェルシー 1−0 トッテナム
【得点者】
1−0 50分 エンソ・フェルナンデス(チェルシー)