サポーターと掴んだリーグ戦“ホーム5連勝”！　チェルシー指揮官「今シーズンで最も素晴らしい雰囲気」

　チェルシーを率いるエンツォ・マレスカ監督がトッテナム戦を振り返った。3日、イギリスメディア『スカイ』がコメントを伝えている。

　プレミアリーグ第30節が3日に行われ、チェルシーは本拠地『スタンフォード・ブリッジ』でトッテナムと対戦した。試合は立ち上がりからホームチームが主導権を握り、前半のうちに複数の決定機を創出。仕留めきれずにハーフタイムを迎えてしまったが、後半開始早々の50分にエンソ・フェルナンデスがヘディングで先制弾をマークする。その後は互いにネットを揺らしたものの、いずれもVARの介入によって取り消しに。ゲーム終盤におけるトッテナムの猛攻を耐え凌いだチェルシーが1−0で勝利を収めた。

　今夏に招へいしたマレスカ監督の下で今季は好調なスタートを切ったチェルシー。シーズン終盤に突入した現在もチャンピオンズリーグ出場圏内を争い続けており、今回の“ロンドン・ダービー”を制したことでリーグ戦ホーム5連勝を飾っている。

　試合を振り返った指揮官は、「ベンチから感じたのは今シーズンで最も素晴らしい雰囲気だったということだ」とコメント。「今夜のファンのサポートには本当に満足している」と感謝を述べつつ、「私たちは大きな目標を達成したいと思っているが、それはファンが後押ししてくれるからこそ可能になる。もしこの調子でシーズン終了まで応援し続けてもらえたら、チームにとって大きな力になる」と引き続き共闘を呼びかけた。

　また、試合の最終盤にトッテナムから押し込まれた点に対して、「選手たちにも言ったよ。我々は試合の最後の10分間をあのようにプレーするためにトレーニングをしているわけではない」と口にしながら、「しかし、チームとして成長するためには、あのような状況で戦うことを学ぶ必要がある」と辛抱強くゲームを運ぶ重要性を強調。「もしかすると私のミスだったかもしれない。アディショナルタイムの表示を見る前に交代を行った」と反省した一方、「幸運にも試合には勝ち、チームとして満足している」と喜びを語っている。