欧州復帰の可能性が報じられたカンテ [写真]=Getty Images アル・イテハドに所属するフランス代表MFエンゴロ・カンテに欧州復帰の可能性が浮上しているようだ。3日、イギリス紙『デイリーメール』が伝えている。
現在34歳のカンテは母国のUSブローニュやカーンを経て、2015年夏にレスターへ加入。中盤の主軸として公式戦40試合に出場し、“奇跡”と謳われた昇格初年度でのプレミアリーグ制覇に大きく貢献した。翌年夏にはチェルシーへ活躍の場を移すと、約7年間で公式戦通算269試合に出場し、数々のタイトルを獲得。2023年夏からはサウジ・プロフェッショナルリーグのアル・イテハドでプレーしている。
そんなカンテだが、現在はアル・イテハド退団を望んでおり、欧州への復帰を模索しているという。報道によると、スュペル・リグ(トルコ1部リーグ)のベシクタシュが今夏の獲得候補として同選手を注視しており、すでに代理人との交渉を開始したとのこと。チームを率いるオーレ・グンナー・スールシャール監督も、カンテの獲得を希望している旨をクラブ上層部に伝えたようだ。
カンテとアル・イテハドの現行契約は2026年6月末まで。今冬にはウェストハムが獲得に興味を示したものの、アル・イテハドが少なくとも夏までは同選手を留めておきたいと考えたことで、移籍は実現しなかった。
カンテはベシクタシュ加入を前向きに検討しており、減給すら厭わない姿勢を取っていると『デイリーメール』は指摘。フランス代表通算64キャップを誇る実力者は34歳にして欧州復帰を果たすことにるのだろうか。今後の動向に注目が集まる。