辞任を発表した関西テレビ・大多亮社長 (C)ORICON NewS inc. フジテレビの一連の問題を受け、関西テレビ放送(カンテレ)大多亮社長が4日、同日付で辞任を発表し、大阪市内の同局で報道陣の取材に応じた。終盤、語気を強める場面があった。
【写真】頭を抱える姿も…中居正広問題で謝罪したカンテレ・大多亮社長 事案発生時とその後の対応において、大多氏はフジテレビ専務取締役としてあたり、3月31日に公表された第三者委員会の調査報告書では実名で記され、責任が問われた。カンテレ社長を辞任し、取締役からも退く形となった。
多数のカメラの前で大多氏は、被害女性Aさんへ何度も謝罪。「第三者委員会の調査報告書にあるような、“彼女の病状を言い訳にして”みたいな、そういうところは、非常に自分の中でも大きな気づきだった。そういうところを私は第三者委員会の報告書からもたらされたし、そもそもそういうことも全部含めて、だから彼女にお会いしてお詫びしたい気持ち。辞めたからそうじゃなくてもいいんだとは全然思っていない」と猛省し、直接謝罪の意思を伝えた。
また「私がきょう言いたかったのは」とし、「Aさんを守るため」とする判断や体制を悔やんだ。「自分たちが良かれと思ってやっていたことが、彼女にとって全然違っていた。本当に情けない。そういう発想になかったことが一番大きな反省点」とした。Aさんのケアに尽力し、報告書でF氏とされた社員にも謝罪した。
1月22日の社長会見で大多氏が語っていた内容と、調査報告書にまとめられた時系列は、およそ合っていた。一方で、中居正広氏がAさんを誘ったLINE文面などは知らず「あれはひどい」。また、フジテレビ社員のB氏が、入院中のAさんに「お金を包んで持っていった」ことも知らなかったという。
フジテレビの企業風土にも質問は及んだ。ある記者は「女性を守るため、情報が漏れないためと言うが、心に響かない」とし、「ほんとかいな?」と関西弁を交え「本当は、ドル箱スターの中居氏の一大スキャンダルを隠蔽、フジテレビぐるみの(スキャンダルを)週刊誌にかぎつかれないように、そっちを隠したい気持ちも若干あったのでは?」と向けた。対して、大多氏は「全くないです。ゼロです。それは申し上げたいです。ないです」と、強く回答した。