アイナ・ジ・エンド、アニメ「ムーンライズ」主題歌&声優 「“やりたい”とざわめいている細胞が湧き出てきます」

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2025年04月05日 11:10  まいどなニュース

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アイナが演じる謎の少女マリー Netflixシリーズ「ムーンライズ」4月10日(木)より世界独占配信

 2024年、日本武道館単独公演を大成功させたアイナ・ジ・エンド。BiSH解散後、ソロとして精力的な音楽活動を行い、さらなるパワーアップを見せる一方で、俳優業、写真展など音楽以外でもさまざまな表現活動を行っている。Netflixシリーズ「ムーンライズ」では、主題歌「大丈夫」を描き下ろしただけではなく、主人公たちと偶然出会う謎の少女マリーの声優としても参加。個性あふれる歌と声で、作品を彩る。まさに八面六臂の活躍を見せるアイナの表現の原動力とは――。

【写真】Netflixシリーズ「ムーンライズ」で主題歌「大丈夫」、謎の少女マリーを演じたアイナ・ジ・エンド

最初は「少し」だと聞いていた声の芝居、ふたを開ければ「出番が結構多い……」

 「天地明察」などの小説家であり、『蒼穹のファフナー』、『PSYCHO-PASS サイコパス』などのアニメの脚本を手掛ける冲方丁によるストーリー原案、「鋼の錬金術師」などの荒川弘がキャラクターデザインを務め、アニメ『進撃の巨人』Season2、3 の肥塚正史が監督を務める本格SFアニメ「ムーンライズ」。

 アイナは当初、主題歌と「少しの声の出演」というオファーを受けていたというが、「台本を読んだらしっかり名前のある役だし、出番も結構多かった」と声優としても主人公に絡む重要な役割に驚いたという。さらに実際のアフレコの段階になった際、台本と少しキャラクターが変わっていた。

「『アイナさんの声に合わせて、すこしキャラクターを変えました』と言われて、すごいな……と思ったんです」

 アイナにとっては、2022年公開の映画『SING/シング:ネクストステージ』で演じたオオカミのポーシャ以来の声優挑戦となった。「『SING』のときはオオカミで、今回は人間。人間のアフレコは生まれて初めてだったので、かなり不安だったんです」と手探り状態だったというが、音響監督を務めたのが『SING/シング:ネクストステージ』のときと同じ三間雅文だったということは、大きな安心材料になった。

 「『SING』のとき、結構しっかりご指導いただいたので、同じ音響監督さんなら何とかなるのかなと思ったんです。再会するなり『できると思ったから呼んでいるので』と言われて。そう言い切ってくださったのは嬉しかったし、自分のなかでも『やるしかない』とスイッチが入りました」

  2度目となる声優挑戦。難しさはありつつも、声だけにフォーカスする表現方法はアイナの好奇心をくすぐった。

 「息芝居という吐息でいろいろなことを表現する方法があるのですが、息だけでも個性が出るんだなというのは驚きました。役者さんによって同じシーンでも全然違う。私も日常の生活のなかで、例えばお風呂に入ってシャワーが急に出たときのびっくりした声とか、敢えて自分の感情を声に出してみることを練習しました。すごく面白かったし、興味深かったです」

 もう一つ、アーティストならではの特徴も、声の芝居で気づいた。

 「遠くにいるキャラクターに話しかけるときなど、本当に遠いところに声を飛ばそうとするのですが、そうすると普段歌っているので、メロディーが乗ってしまって……。無駄にしゃくりあげてしまい、変なイントネーションになっちゃうんです。自分は歌を基盤としているので、大きい声で普通のしゃべることがとても難しかったです」

 「煮詰まることを恐れないように」自分のなかから何かを作り上げることにおいてだけは、なるべく誰にも相談せず、自分の意思に耳を傾けたい

 声の芝居には面白さを感じつつ、やはり難しさが上回ったというアイナ。一方で、主題歌「大丈夫」は自身にとってもかなりのお気に入りの楽曲になった。「手掛けたのは2年ぐらい前なのですが、とにかく早く世に出て欲しくて仕方がない」と自信を覗かせる。

 アイナの言葉通り、臨場感あふれる戦闘シーンが多いなか、エンディングで流れる「大丈夫」はスローテンポでしっとりと聴かせる楽曲だ。

 「かなりハードなシーンも多く、エンディングだけは心休まるようなテンポの曲にしたかったんです。“大丈夫”という優しいワードで、視聴者の心を浄化できるように……という思いで作りました」

 楽曲制作と声優業。同じ作品ではありつつ、作り上げる工程はまったく違う。そのなかでこだわっていることは「自分で作り上げるものだけは人に頼らない」ということ。

 声の芝居や俳優業は、自分ではないキャラクターを演じ作品のなかで生きる。そこにはみんなで作り上げるという認識がある。しかし一方で「自分のなかから何かを作り上げることにおいてだけは、なるべく誰にも相談せず、自分の意思に耳を傾けて、できるところまでやりたい」という思いが強いという。

 「やっぱりこれまでの経験上、どうしても躓くと煮詰まってしまう。そうなると八方ふさがりで苦しいんですよね。それを経験しちゃうと、どうしても人に相談したくなっちゃうんだけれど、そこは踏ん張って、煮詰まることを恐れないようにしています」

 「いま“やりたい”とざわめいている細胞がめっちゃ湧き出てくるんです」と充実一途の現状を語ったアイナ。過去には「負のエネルギー」や「自分の劣等感」を原動力に表現活動をしていた時期もあった。しかしいまは、とめどなくやりたいことが溢れ出てくるというポジティブな状態だという。

 こうしたフェーズに入っているのは、「自分に飽きないように」という思考回路が定着したからではないのか―とアイナは自己分析する。

 「私は本当に歌とダンスしかないんです」と語ると「それをやって生きていくには、誰よりも物事に対して感性を研ぎ澄ませて、感受性を豊かにしなければいけない。それが積み重なっていくと、勝手に自分に飽きない表現が湧き出てくるような気がしているんです」

Netflixシリーズ「ムーンライズ」4月10日(木)より世界独占配信

(まいどなニュース特約・磯部 正和)

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