大阪杯に出走するシックスペンス(撮影:下野雄規) 今週の日曜日は、阪神競馬場で大阪杯(GI・芝2000m)が行われます。
大阪杯がGIに昇格した17年以降の8レースを見ると、関西馬が8勝2着6回3着6回と圧倒しています。関東馬は2着2回3着2回と苦戦しており、勝ち馬は出ていません。
ここ8年の出走頭数は関西馬の84頭に対し関東馬は33頭と2倍以上の差があります。出走頭数にこれだけの違いがあるので、3着以内に多くの関西馬が入るのも当然のように思います。しかし、複勝率も関西馬の方が優秀な成績ですし、複勝回収率でも関東馬を上回る数字を残しています。
これは関東馬でトップクラスの実力馬は大阪杯ではなく、賞金の高いドバイへ遠征していることが要因として考えられます。また、関東馬は美浦トレセンからの長距離輸送があるので、それが負担となることであまり良績を残せていないのかもしれません。
今年の大阪杯でも関西馬の方が出走頭数は多くなっていますし、過去の傾向からもまずは関西馬の取捨選択から入り、その後に関東馬の評価を決めていくのが馬券攻略の上では重要になってくるかもしれません。
ここでは、上位人気が予想される馬の死角となりそうなデータをひとつ紹介します。
【条件】
GIで連対実績のない関東馬(ただし、前走がGIだった馬は除く)
[0-0-0-14]複勝率0%
該当馬:シックスペンス、ホウオウビスケッツ
※特に言及のない限り、データはGIに昇格した17年以降の大阪杯(計8レース)を対象にしています。
上位人気が予想されるシックスペンスが該当しました。
17年以降の大阪杯で3着以内に好走した関東馬は24年ローシャムパーク、同ルージュエヴァイユ、23年スターズオンアース、20年ダノンキングリーの4頭。ローシャムパーク以外の3頭にはGIでの連対実績があり、ハイレベルなメンバー相手でも通用する能力をすでに示していた馬。ローシャムパークはGIでの連対実績はありませんでしたが、前走でGIに出走し大舞台のペースや雰囲気を経験しており、それがプラスになったことで好走したと考えられます。
大阪杯に出走する関東馬については、これまでのGI実績や前走のレース格によって評価を決めるのが良さそうです。
該当馬に挙げたシックスペンスはここまでGIでの連対実績はありません。また、前走はGIIの中山記念に出走しており、過去の傾向から厳しい結果が待ち受けていそうです。
シックスペンスはここまで6戦5勝ですが、勝ち鞍はすべて1800m以下。唯一の黒星が2400mだった日本ダービーですので、1800mよりも長い距離への適性に疑問が残ります。また、本馬はこれまで美浦トレセンから比較的近い中山と東京のみに出走。今回が初めての関西への長距離輸送となるのも気になるところです。
しかも、前走から中4週と間隔を詰めて出走するのも初めてとなります。これまでは適度に間隔を空けて使われてきており、最も間隔が短かったのは中9週。今回はこれまでのキャリアで最も短い間隔となりますので、このあたりも懸念材料のひとつになりそうです。
これまでの成績から多くの支持を集めそうですが、様々な不安要素を抱えている印象がありますし、人気に応えられないシーンも想定して馬券は組み立てたいところです。
重賞レースの参考に、是非お役立てください。