【ネタバレ注意】「機動戦士ガンダム」はどれを見ればいい? 「ジークアクス」の令和にファーストを体験する方法

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2025年04月05日 17:50  Fav-Log by ITmedia

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U.C.ガンダムBlu-rayライブラリーズ 劇場版 機動戦士ガンダム(出典:Amazon)

 「機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス)」の大ヒットにより、またまた脚光を浴びているガンダム。ジークアクスが最初のガンダム「機動戦士ガンダム」=ファーストガンダムのテレビ版の「仮想戦記」であったことから、特にファーストガンダムへの注目度が高まっています。

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 今回は、令和の時代において、昭和時代の革新的な名作「機動戦士ガンダム」を視聴する方法を紹介します。

●「ガンダム」シリーズとはいったい何なのか?

 「ガンダム」シリーズは、現在ではさまざまな世界観を持った作品が登場していますが、大きく分けて3つの作品群に分類できます。

 1つは第1作である「機動戦士ガンダム」と同じ歴史の中で紡がれるストーリー群で、その戦争終結から7年後を描いた「機動戦士Ζガンダム」、その続編「ガンダムΖΖ」などが、「宇宙世紀もの」あるいは「UC(ユニバーサルセンチュリー)もの」などと呼ばれ、世界観や歴史を共有しています。

 ガンダムを大別すると、その「宇宙世紀もの」と、ガンプラによるバトルを描く「ビルドファイターズシリーズ」、そして「それ以外(現在は『オルタナティブシリーズ』と呼ばれることもあります)」になります。ジークアクスは「宇宙世紀」にカテゴライズされる作品ですが、本来のストーリーとは異なる「仮想戦記」を描くもので、一連の宇宙世紀作品とは異なる時間軸を持つ宇宙世紀ものになります。

 「機動戦士Vガンダム」の後に放送された「機動武闘伝Gガンダム」以降は、宇宙世紀ものとは全く異なる世界観を持ったガンダムが量産し続けられており、以後は「ガンダム」と呼ばれる大型ロボットが登場する作品群が総じて「ガンダムシリーズ」と呼ばれるようになっていきました。2022〜2023年には初の女性主人公のテレビシリーズ「機動戦士ガンダム 水星の魔女」が放映され、話題となりました。このようなガンダム作品は、最近では「オルタナティブシリーズ」と呼ばれることもあります。

 一方、ファーストガンダムの「宇宙世紀」に連なるシリーズも健在で、過去には「機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY」や「機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争」といったOVA、最近ではNetflix版の「機動戦士ガンダム 復讐のレクイエム」、VR作品の「機動戦士ガンダム:銀灰の幻影」といったものも登場しています。また、宇宙世紀ものでは、富野由悠季監督が書いた小説「閃光のハサウェイ」がアニメ化されており、待望の第2部が制作されることも発表されています。

 なお、以前はデフォルメされたMSやキャラが活躍する「SDガンダム」のような作品もありましたが、現在はSDガンダムの新作アニメは製作されていません。

●テレビ版:まずはTV版を見たいが時間がなければ映画版を

 ガンダムを何から見ればいいかといえば、ベストは最初のテレビアニメ版「機動戦士ガンダム」全43話を見ることをおすすめしたいところです。ただし、全43話ですから、けっこうなボリュームがあり、すべてを見るのに時間がかかってしまいます。手っ取り早く結末やだいたいの流れを知りたいのであれば、映画版3部作から見ても大きな問題はないでしょう。

 テレビ版では作画監督である安彦良和氏が病気で途中から不参加となったこともあり、終盤は特に作画が拙いと感じることも多いかもしれません。しかし、「時間よ、とまれ」や「ククルス・ドアンの島」といった1話完結の秀逸なエピソードや、アッザムやザクレロ、Gメカといったメカ、そしてジークアクスを先に見た場合には気になるであろう、シャリア・ブルといったキャラクターなど、テレビ版でしか見ることができない要素が非常に多くなっています。真にファーストガンダムを知るためには、テレビ版の視聴は欠かせないのです。

 声優さんのキャスティングも、テレビ版と映画版では若干異なっています。アムロやシャア、ブライトといった主要キャラに変更はありませんが、スレッガー・ロウはテレビ版では玄田哲章さん、映画版では井上真樹夫さんですし、ドズル・ザビはテレビ版と劇場版Iでは郷里大輔さん、劇場版IIIでは玄田哲章さんと、入れ替わりがあります。両方の声優さんの演技を楽しむ意味でも、やはりTV版と映画版は両方とも鑑賞したいところです。

 現在、DVDやBlu-ray Discが発売されているほか、Amazon Prime Video、Netflix、U-NEXTなどの動画配信サービスでも視聴できますので、1話めだけでも気軽に見始めてみるとこをおすすめします。

●劇場版第1作:ジーク・ジオン!の大合唱を聴こう

 劇場版第1作「機動戦士ガンダム(劇場版)」は、テレビ版の爆発的な人気を受けて製作され、1981年3月14日に公開されました。第1話から第14話前半までを再編集したもので、新作カットも追加されています。

 物語としてはシャアのサイド7襲撃から、アムロの初出撃に始まり、ルナツー脱出から大気圏突入、ガルマ・ザビの迎撃を退け、アムロと実母が再会、ランバ・ラル隊が登場、そしてかの有名なギレン・ザビの演説とジーク・ジオン!の大合唱となります。

 見どころとしては、アムロがいかにしてガンダムを駆るに至るか、そして敵のエースパイロットであるシャアとの初戦闘シーンには、これから繰り広げられる物語への期待が膨らんでいきます。そのほか、敵将ガルマの特攻や、敵のベテラン兵・ランバ・ラルとの戦い、そしてもちろんジオン公国軍総帥・ギレンの演説など、名シーンが盛りだくさんの第1作です。

 現在、DVDとBlu-ray Discのほか、Amazon Prime Video、U-NEXTなどの動画配信サービスでも視聴できます。

●劇場版第2作:死にゆく男たち・女たちは何を残すのか?

 「機動戦士ガンダムII 哀・戦士編」は、第1作の成功を受けて製作されたもので、TV版第16話から第31話前半までを再編集した劇場版第2作です。井上大輔さんの歌う主題歌「哀・戦士」の大ヒットもあり、ガンダムブームのすそ野をさらに広げたともいえる作品です。

 第1作と同様、新作カットが追加されており、全体的により洗練された印象を当時受けたことを覚えています。冒頭には前作のあらすじが挿入されているので、この第2作から見始めても大丈夫と言えば大丈夫です。

 物語は前作登場のランバ・ラル隊や、モビルスーツ・ドムを駆る黒い三連星、水陸両用モビルスーツなど、新たな敵との戦いには心が躍ります。戦いの中で敵・味方とも多くのキャラクターが散っていきますが、中でもカイ・シデンとジオンの女スパイ・ミハル・ラトキエの出会いと別れは、涙なしには見れない名場面です。二人のエピソードの中でもテレビ版とは異なる魅力的な新作カットもあり、個人的にはこのエピソードだけのためにも「哀・戦士編」はぜひ見ていただきたい作品です。

こちらも、DVDとBlu-ray Discのほか、Amazon Prime Video、U-NEXTなどの動画配信サービスで視聴できます。

●劇場版第3作:「僕には帰れるところがあるんだ…」

 最終章となる第3作「機動戦士ガンダム III めぐりあい宇宙編」は、1982年3月13日に公開されました。TV版第31話後半から最終話の第43話までを再編集したもので、なんと75%が新撮であり、安彦氏が不在だったTV版終盤を、安彦氏の美しい作画で堪能できます。

 この第3作では、TV版にはないメカの名場面も多く、ホワイトベースの搭載機は、ガンダムの強化パーツであるGメカの代わりの戦闘機「コア・ブースター」が2機となり、ガンタンクが消えてガンキャノンが2機となります。ジオン側では、マーキングを入れた旧ザクや量産型ゲルググ、指揮官用ザクなどが登場するのもうれしいポイント。細かいところでは、戦闘シーンはカットされているモビルアーマー・ビグロの編隊も良く見ると見つけることができます。「あえて言おう、カスであると!」で有名なギレン総帥の演説もこの第3作で堪能できます。

 アムロとシャアの運命の人であるララァ・スンのエピソードは、後の「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」にもつながっていく大事なエピソード。もちろん、ファーストガンダムにおけるアムロとシャアの最終決戦から「ラストシューティング」、そしてエンディングに向かう流れは、何度見てもワクワクと感動を覚えます。

 第3作もDVDとBlu-ray Discのほか、Amazon Prime Video、U-NEXTなどの動画配信サービスで視聴できます。TV版と映画では配信サービスに若干違いがあるので、自分の環境に合ったサービスで見れるものから見ていくのもいいでしょう。

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