
Q. 新居に引っ越してから咳が止まりません。考えられる原因は?
Q. 「新居に引っ越してから、ひどい咳が続いていて困っています。病院に行きましたが、肺炎などではないと言われました。これまでこんなことがなかったので、どう対処したらよいか分かりません。どんな原因が考えられるでしょうか?」A. 考えられる原因は複数あります。症状が続く場合は、再度、医療機関の受診を
新居への引っ越し後に咳が止まらない場合、さまざまな原因が考えられます。まず考えられるのはシックハウス症候群です。新築やリフォーム直後の住宅では、建材や家具からホルムアルデヒド、トルエン、キシレン、ベンゼンなどの化学物質が揮発し、これらが原因で咳や鼻水などの症状を引き起こすことがあります。対策としては、まずは換気を行い、室内の化学物質濃度を下げることが重要です。
次にカビの繁殖が咳を誘発することもあります。引っ越し後の部屋で、湿度が高く換気が不十分な場合、浴室や台所などの水回り、家具の裏側、エアコン内部などにカビが繁殖し、それが原因で咳が出ることがあります。対策としては、室内の湿度を下げ、定期的な換気と掃除を行うことが効果的です。
また、室内のホコリやダニが、ぜんそくやアレルギー性鼻炎などの原因となり、咳を引き起こすことがあります。対策としては、定期的な掃除と換気を心掛け、室内の清潔を保つことが重要です。
以上のような対策を行っても症状が改善しない場合は、再度医療機関を受診し、適切な診断と治療を受けることをお勧めします。
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清益 功浩プロフィール
小児科医・アレルギー専門医。京都大学医学部卒業後、日本赤十字社和歌山医療センター、京都医療センターなどを経て、大阪府済生会中津病院にて小児科診療に従事。論文発表・学会報告多数。診察室に留まらず多くの方に正確な医療情報を届けたいと、インターネットやテレビ、書籍などでも数多くの情報発信を行っている。(文:清益 功浩(医師))